リバーズエンド
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メディアワークス 電撃文庫
リバーズ・エンド2 slash the heart /橋本 紡 -
ちょーはいぱーすうぱーぎゃらくてぃか最高傑作。<意味不明(^^;
や、とにかく、素晴らしい。電撃文庫は好きな作品が多いのだけど、その中でも、ダントツに おもしろい。かなり少女小説風味、ものすごく痛くて切ない、ラブストーリー。ほんとに傑作ですよ、コレ。帯の“哀しく切ないラブ・ファンタジー”という文句を見て、1巻と併せて購入。「海はありますか?」という、一通のメールから始まるラブストーリーで、1巻は、哀しいラストを匂わせつつ、少しずつ想いを育んでいく内気な二人の話で、2巻は、そこから未来へ続いていく話。1巻、プロローグ『海へと至る道』のはじめの 2ページだけでも、ほら、14ページ 12行目からの数行のなんと素晴らしいことかっ!! ほんと、最高~~。
橋本紡さんの作品を読むのは、はじめてだったのだけど、他シリーズとかも読むべきかしらん。作風は、わりと違うみたいだけど。
[ 2002.05.14 ]
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メディアワークス 電撃文庫
リバーズ・エンド3 free the birds /橋本 紡 -
少女小説的な手法のとても透明な恋愛を描いたシリーズ第三巻。今のところ、私至上最高傑作なシリーズなのだけど、……う~ん、すべては次巻次第なので、なんとも言えない。ただ、1巻、2巻のあの絶妙な巧さが感じられないし、むしろ、下手?と思える構成なので、かなり不安だ、むちゃくちゃ不安だ。
特に、SF方面に踏み込みつつあるのがなー。や、この作者、学生時代の理科の成績は壊滅的だったんだろーなー、と想像出来る程度に、そこかしこの描写で、科学方面の知識が危ういので、SF は鬼門だと思うのだけど。SF以外は、私的にかなり絶賛なので、なにもわざわざ苦手な SF に走らなくてもいいと思うのだけどなー。
↑って、なんだか否定的な感想っぽくなってしまったけど、この作品のセンス&文章は、やっぱ、すげー好き。
[ 2002.09.10 ]
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メディアワークス 電撃文庫
リバーズ・エンド4 Over the distance /橋本 紡 -
どうも、キャラがわからなくなるので、2巻から読み直し。あぁ、やっぱ、このシリーズ、めちゃくちゃ好きだわ~~。くぅ~、七海、素晴らしい~~。……でも、やっぱり、突っ込みどころが多いのが、にんとも。
そゆわけで、設定もだいたい明らかになってきて、ここからが本番かしらん?と思ったら、あとがきによると、次巻で終わりらしい。おい、どうするんだぁ~~。しかも、「最後は力技になると思う」って(^^;。いや、橋本紡って、なんやかんやで好きなんだけど、どうにも、露骨に頭が悪いのがなー。この作品も、少年少女地球防衛軍は止めて、単なる田舎の施設の少年少女というネタだけだったら、最高だったのになー。
[ 2003.02.10 ]
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メディアワークス 電撃文庫
リバーズ・エンド5 change the world /橋本 紡 -
おもしろいことは、おもしろいのだけど、……うぅ~~~~(T-T)。
やはり、橋本紡は、橋本紡であって、そういうイベントの方が面白いのはわかるのだけど、突っ込みどころ満載というか、強引すぎるというか、説明を放棄してるというか、うき~~、瑣末なところばかり気になって、物語に没入でーきーなーいーーー。展開の持っていき方が、下手というか、頭悪いというか、うき~~~っ!! もったいない、もったいない、もったいない~~~。
いや、4巻のラストから考えると、うまく纏めたとは、思うのだけど、も~、泣きたくなるぐらい欠点が目立つ内容で、とにかく、ひたすら涙、涙、涙。もう、もう、もう、もう、暴れまくりたいぐらい、残念な出来。ちきしょー、ちきしょー、ちきしょー。いや、話の筋は好みなんだよなー。橋本紡のセンスは好きなんだよなー。なのに、なのに、なんでこんなに、SF描くのが下手なんだ、くそみそなんだー。ああぁぁぁぁ、この、やるせない気持ちをどうすれば(T-T)。
[ 2003.07.11 ]
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メディアワークス 電撃文庫
リバーズ・エンド after days /橋本 紡 -
やはり、非SF な 橋本紡は素晴らしい~~。『リバーズ・エンド』から 1年後の 登場キャラ各々の心情を描いた良作。シリーズものの後日談的なストーリーとしては、これ以上なく理想的な内容。『リバーズ・エンド』に対して、特に、足し加えるような内容ではないのだけど、この緩やかな日常の描写は、非常に秀逸。やっぱ、橋本紡は素晴らしい。第一話、第二話は、質の高い安心して読める内容で、第三話も今更ドラマは要らないと多少思ったりもしたのだけど、なかなか綺麗な落としどころ。非常に良かった!!
[ 2004.06.10 ]