機巧天使サンダルフォン


エンターブレイン ファミ通文庫
機巧天使サンダルフォン /富永浩史

突然、ばにぃでろりぃなロボ娘が部屋にすみついて、それにやきもちを焼く幼なじみ、しかも眼鏡っ娘!! ビバっ!! ……軽いノリで、程度の低い文章で、狙ったようなおバカ展開という、人によっては、ダメダメな評価を与えそうな気もしますが(<いや、確かに、良い意味でも悪い意味でもダメダメだけど(^^;)、あたしは、好きです、めちゃ好きです。これぞ、この手の小説の醍醐味。さすが、ファミ通文庫!!

ストーリー的に、続編でそうな感じで書かれてるのだけど、こんな一部にしか受けそうもない小説が続くのか? っていうか、あたし的には、ぜひとも続いて欲しいけど。

[ 2001.05.16 ]


エンターブレイン ファミ通文庫
機巧天使サンダルフォン(2) 試作天使の憂鬱 /富永浩史

ろりぃでばにぃでロボ娘と、幼なじみ眼鏡っ娘と、主人公との、三角関係巨大ロボットモノの第二巻。しかも、6機目は、眼鏡なメイドさん~~。……って、おかしい、1巻は、けっこうおもしろかったのに、この 2巻は、ただ どたばたしているだけで、いまいちな感じが。

っていうか、内容がないだけに、テンポとイベントの密度が重要だと思うのだけど、2巻は、そこら辺がいまいちな上、個々のイベントも、すでにインパクトがぜんぜんないからなぁ。漫画やアニメだと、これでもなんとか持ちそうだけど、小説では、もうダメかしらん。

[ 2001.09.22 ]


エンターブレイン ファミ通文庫
機巧天使サンダルフォン(3) 終末天使の謀略 /富永浩史

大傑作っ!! 意識、無意識に、相手を想う幼なじみな 2人のストーリーなのだけど、相手の微妙な変化に戸惑ったり、意識したり、想いを伝える勇気が持てずに悩んだり、幼なじみ系恋愛モノとして、もう、極上っ!! さらに、そこにエッセンスを加える 三角関係の一端を担うばにぃちゃんの設定が、もう、たまらない。くぅ~、イカス~~。

まあ、文章やその他もろもろは、とてもプロとは思えない、素人レベルなアレでソレなのですが、あたし的には、最高傑作を連呼しちゃうぞっ、ってぐらい素敵な内容。とても、かなりバカらしい眼鏡っ娘ヒロインなロボットものとは思えない満足ぶりだよ~~。

この巻で最終巻だったのですが、最後も綺麗でぐぅ。ほんと、よかったにょ~~。

[ 2001.12.26 ]