聖石の使徒


集英社 コバルト文庫
聖石の使徒 其は焔をまとう者 /前田珠子

才能はあるのだけど、落ちこぼれな アラクセイト が、伝説の人になるまでのお話、……かと思ったら、後半は、まったく出てこなくなって、がび~~ん。ソラミイノとの、アレでソレな関係は、いったいどうなってるんだ~~。<アラクセイトもソラミイノも、女の子です(^^;。

前田珠子の新シリーズで、タイトルにある『其は焔をまとう者』と『瘴の女神を癒す者』の二編からなるオムニバス。『其は…』はおもしろかったものの、『瘴の…』で、突然、別の話になるわ、くそつまらなくなるわ、どうして、カーラ&セイの二人を主軸にしたオムニバス形式にしていまったのか、疑問。次巻からは、きちんと、アラクセイトが主役なシリーズに復帰して欲しいところだけど、復帰したとしても、不安材料が、多いんだよなぁ~~。……うぅ、もったいない(T-T)。

[ 2001.08.16 ]


集英社 コバルト文庫
聖石の使徒 其は力を放つ者 /前田珠子

やっぱ、アラクセイト、素晴らしい~~。っていうか、1巻では、単なるドジで落ちこぼれ風味な女の子という印象だったのが、いつのまにか、むちゃ天然ボケの入りまくってる ぽややん娘と化していて、ナイス。ソラミイノとのコンビも、落ちこぼれの頼りない娘としっかりしたお姉さん風の娘のカップリングと思っていたのが、完全にボケツッコミな関係になってしまってるけど、それでも、凄く良いよ、この二人。なかなか楽しい小説なのです。

って、でも、文庫の後半が、番外編という構成はなんだかなー。<1巻を読んだときは、短編2本かと思ってたのだけど、本編+番外編でした(^^;。番外編も本編と同程度におもしろければいいのだけど、番外編は、各段につまらないし。今後も、こういう構成で進めていくのかしらん。富士見ファンタジアのように、本編と番外編は、べつべつに出していくのが、筋じゃないのかー。

[ 2001.11.09 ]


集英社 コバルト文庫
聖石の使徒 其は水に遊ぶ者 II /前田珠子

大して、話進まず、次巻へ続く。まぁたぁかぁ~~っ!!

あとがきによると、既定ページ収まらなかったため 次巻に続く、ということらしいのだけど、それだったら、分厚くするなり、二冊同時に出すなり、なんとか手段はあるだろ。話的には、面白いのだけど、こうタラタラという感じで続いていると、なんというか、うきーーっ!!

や、今回、大きな見どころがない上に、先の展開が見えてるのに、足踏みしているので、なおさら、うきーーーーっ!!

[ 2003.04.01 ]


集英社 コバルト文庫
聖石の使徒 揺籃の瞳 /前田珠子

アラクセイトもソラミイノも出てねえよ(T-T)。というか、クソつまらん番外編しか収録されていないんですよど~。……こういうことされると、もう、続きは買わねぇゾ!!

や、本編に比べて番外編が各段につまらないシリーズなんですよ。私が読みたいのは本編だけなんですよ。いままでも、1冊に本編+番外編という構成で文庫を出すのは、嫌な売り方だと思っていたのだけど、うわ~、全部、番外編かよ~~。ううぅ、富士見ファンタジア文庫みたいに、本編と番外編は別シリーズにして出して欲しい……。

[ 2004.08.06 ]