シフト
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メディアワークス 電撃文庫
シフトI ―世界はクリアを待っている― /うえお久光 -
うわぁ、エピローグで感動っ!! めちゃくちゃ素晴らしいっ!! いやぁ、全体になかなか面白い内容なんだけど、ただ、この中高生をピンポイントにしたような、あまりに痛い設定は、気恥ずかしいというか、なんというか(^^;。
ゲームのようなファンタジー世界と夢を通じて行き来する、少年少女たちの物語。ハードカバーで出版されていたものが、今回、文庫落ち。もともとハードカバーなので、電撃文庫と違うターゲットを狙ってたのかと思ってたのだけど、むしろ、電撃文庫以上に、ガチに中高生向けだったので、ちとビックリ。いや、だから、続編は、文庫版のみで発売ということになったのかしらん。ハードカバーでは売上げ的に厳しそうだ(^^;。
それはともかく、おもしろかったっ!! 人間の本性が剥き出しになるファンタジー世界で、まっすぐな純粋さを持つ、まだ初心者レベルの少女・セラと、非人間な外見のため差別されているトカゲ男・ラケルの心の交流。いい感じのラブコメテイストで、微妙にエロが入るのも、さすがうえお久光、といったところ。そして、エピローグのエピソードがめちゃくちゃ泣けるなぁ。アレは卑怯だ。まあ、ストーリー的には序章といった感じなので、今後が楽しみ。ちと、現実世界側の話が弱いので、そちらの方も、もうちょっと強化してくれると嬉しいんだけどなぁ。
[ 2008.06.14 ]
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メディアワークス 電撃文庫
シフトII ―世界はクリアを待っている― /うえお久光 -
おおぅ、2巻は、現実世界側がメインなのか。なんだか、普通っぽい青春物語になっているわけですが(^^;。……うーん、この二巻はあくまで、続く三巻への繋ぎ的な要素が強いかしらん。引きがめちゃ気になって、この二巻だけではなんとも言えません。あとがきによると、“完全新作となる三巻は、『高嶋空』がメインとなります”って、ホント、いったいどうなるんだぁ~~~~。
[ 2008.07.16 ]
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メディアワークス 電撃文庫
シフトIII ―世界はクリアを待っている― /うえお久光 -
3巻は高嶋空の物語。って、今後の展開に大きく寄与しそうな内容ではあったけれど、今までの主要メンツはあまり出てこないし、これ一冊だけで独立して読めるような、番外編的な話か。綺麗に纏まった良作ではあると思うのだけど、結局のところ、淡々とした昔語りなので、いまひとつ物足りない部分はあったかしらん。むしろ、今回の展開で、本筋がどう動くのか、そちらの方が楽しみです。
[ 2008.08.16 ]