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集英社 スーパーダッシュ文庫
六花の勇者2 /山形石雄 -
初っ端から凄い展開っ!! もうもう、情報の出し方が凄く巧くて、続きが気になって仕方がない。ぐいぐい先を読ませる展開。ほんと計算されつくした展開が、めちゃくちゃおもしろいっ!! くぅ~~~っっっ!!
運命の神に選ばれた六人の勇者。しかし、約束の地に集った勇者は七人いた……。というわけで、ファンタジーにミステリ要素を加味したような作品なのだけど、冒頭で七人目を明かしつつ核心を読ませない計算づくの構成が、巧い巧すぎるっ!! 読者に開示する情報の取捨選択が素晴らしく、先を気にさせつつ、手に汗握る展開がマジ絶妙。再び、七人になった勇者たちに、凶魔三統領の一角、テグネウが立ち塞がるといった内容なのだけど、このテグネウが一癖も二癖もあって、単なる力押しではない駆け引き&頭脳戦を加味した闘いもGood。そして、新キャラ、ロロニアはうわぁぁ、せっかくの苛められ系眼鏡っ娘なのに、もったいない(^^;。そしてフレミー、なんというベタな恋を知らない少女すぎるっ!! 続きもめちゃ楽しみだなぁん。
[ 2012.05.02 ]