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集英社 ダッシュエックス文庫
六花の勇者5 /山形石雄 -
なんだっ!! この、騙し騙され、読者すら騙すような展開はっっっ!!!!
一年数ヶ月ぶりの『六花の勇者』だけど、相変わらず、キャラ同士の知力を駆使した騙し騙され、綱渡りな展開と、それを見事に読ませる構成が凄いな。テグネウの切り札「黒の徒花」。その「黒の徒花」は、ほんとうにフレミーなのか?という感じではじまるこの5巻だけど、愛を信じられないフレミーが切なすぎるっ!! そして、絶望的な状況でも、なんとかフレミーを守りきろうとするアドレットが、もう泣ける。愛だよ、愛っっっ!! 愛は偉大だっっっ!!
……そして、そこからあのラストですよ。うわぁ、なんというエゲツない、衝撃の展開。凄い、めちゃ凄いのだけど、どうなるんだぁ~~。また、なにか切り抜ける術があるんだろうか? どう考えても、ツライ展開しかみえねー。
[ 2014.12.04 ]