好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

小学館 ガガガ文庫
月とライカと吸血姫3 /牧野圭祐

1960年代の米ソ宇宙開発競争を元ネタとしたファンタジー。2巻まではソ連サイドだったけれど、この三巻からはアメリカ側。あとがきにもあるけど、日本語タイトルで炎上した映画『ドリーム』と内容がまるかぶりじゃないですか?!<映画は見てないけど(^^;

相変わらず、史実を感じさせるリアルっぽさと基本に忠実なボーイ・ミーツ・ガールが素晴らしい。ただ、1巻の時も思ったのだけど、ここまで史実を感じさせる内容なら、架空世界ではなく、そのまま1960年代のアメリカを舞台にしたほうがいいと思うのだけど、さすがにいろいろと無理なんだろうなー。

次はいよいよアポロ計画だと思うのだけど、米ソ合同で月を目指す展開とかないのかしらん。いや、レフとイリナの出番が少なすぎるだろっ!! まあ、飛行士と地上スタッフのやり取りということだと、アポロ13号的な展開のほうがありそうだけど。

[ 2018.10.15 ]