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TOブックス
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身VII」 /香月美夜 -
いよいよラストに向けた怒涛の展開がはじまったっ!!
四年目の貴族院での生活がはじまったと思ったら、一気に物語が動きはじめたっ。ローゼマインの覚醒からいよいよアーレンスバッハとの開戦前夜。これは先が読みたい、めちゃくちゃ読みたいっ!! 展開としては、ちょっと強引な気もするのだけど、この、ぐわっと畳みかけるような展開は、読んでてぐいぐい引き込まれるよなー。
それにしても、やっぱ、ローゼマインの成長にはびっくりだ。そして、いろんな意味でヤバいだろ。ただ、ビジュアル的には、ちょっとそこまで神々しさを感じさせるような変化がないのがちょっと残念かしらん。
しかし、今回のフェルディナンドはポンコツだなぁ。ディートリンデにしろレティーツィアにしろ、あそこまで気持ちが汲み取れないのはマズイだろ。どう見ても人を使うのがダメなタイプで、アーレンスバッハでちゃんと仕事できてるのか、こいつ。計略、謀略を諮るにしても、人の行動が読めないのは致命的で、いや、ここで失敗しないと、その後の展開に続かないのはわかるんだけどさー。
[ 2021.12.19 ]