2025年 1月 5日
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SBクリエイティブ GA文庫
◆ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか20 /大森藤ノ -
うわぁ、ラストぉぉぉぉっっっ!!!!
19巻に続き「学区」がメイン。「学区編」は番外編的な色彩が強いと思っていたのだけど、いきなり物語の核心に迫ってきたな。なるほど迷宮都市オラリオの外を描くために「学区編」が必要だったわけね。そして、次巻から最終章だと!? うわぁ、ラストが衝撃的すぎるぅぅぅっ!!
主人公のベルもオラリオを代表する第一級冒険者になるまで成長したと言っても、久々登場のアイズたんと比べると、まだまだ実力不足。また、かつての【ゼウス・ファミリア】【ヘラ・ファミリア】が Lv.9、Lv.8 の冒険者を擁していたのと比べると、ようやく、Lv.7の冒険者が出てきた現状のオラリオで、ここから最終章か……。どう考えても苦戦必至なのに、あのラストかぁ。次巻、いや、まずは、『オラトリア』か。楽しみすぎるっ。
とにかくラストが衝撃的で、それまでの20巻の内容は吹っ飛んでしまった感が強いな。まあ、最終章への繋ぎのような話で、何はともあれ、次だっ、次巻が楽しみすぎるっっっ!!
2025年 1月 18日
- ◆ [映画] 機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning
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ネタバレを踏む前に見にいって良かった。おもしろかったっ!!
スタジオカラー制作で話題の新しいガンダム『GQuuuuuuX』、TVシリーズ前の先行劇場版を見てきました。いやー、これ、明らかに事前情報なしの初回視聴がおもしろいタイプの作品で、あまり情報を知らないまま見れてほんと良かった。事前に情報を知っていたり、繰り返し見たりすると、おもしろさが半減どころかむしろ不満出そうな作品なんだよね。そもそも真性のガンオタだと怒る人も多そうな作りだしなー。あくまで、インパクト重視の一発ネタみたいな作品なんだよね。こんなん卑怯すぎるわ(笑)。
とにかく、ファーストガンダムを知っていると無茶苦茶楽しめると思うのだけど、一方、前半と後半が全然違う作品になっていて、一本の劇場版という体裁なのにどうよ?という気もする。まあ、今後放送予定のTVシリーズの続き次第か。TVシリーズを通して見ると印象変わるかもしれない。ただ、後半は、個人的に微妙に感じたのよね。うーん、ファーストのネタを散りばめつつも、新規の若者向けを狙った作風に見えたのだけど、それがあまりにチグハグすぎて、さっぱりわからん。どこら辺の世代を狙ってるんだ? さらに、あのラストから、物語をどう転がすつもりなのか、それもさっぱりわからない。結局、続き次第かー。なんやかんやで、スタジオカラーに弄ばれてる気がするなー。
2025年 1月 19日
イーロン・マスクの買収による Twitter の混乱により中断していた ライトノベル人気投票『好きラノ』ですが、今回、試験的に Bluesky 上で開催してみました。Bluesky上だと、まだまだライトノベル読者は少ないと思っていたのですが、想定より多い 260名の方に投票いただきました。ありがとうございます。
総合
- 1位(65票) 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 / 永野水貴
- 2位(33票) 薬の魔物の解雇理由 /桜瀬彩香
- 3位(32票) 魔王と勇者の戦いの裏で /涼樹悠樹
- 4位(30票) 不良聖女の巡礼 /Awaa
- 5位(20票) 悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。/雨川透子
- 6位(19票) 小さな妖精に転生しました /fe
- 7位(14票) 天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる /江崎乙鳥
- 7位(14票) 悪女矯正計画 /さくたろう
- 9位(13票) サイレント・ウィッチ /依空まつり
- 10位(12票) 死に戻り花嫁は欲しい物のために、残虐王太子に溺愛されて悪役夫妻になります! / 雨川透子
- 10位(12票) 虐げられた追放王女は、転生した伝説の魔女でした /雨川透子
新作部門
- 1位(30票) 不良聖女の巡礼 /Awaa
- 2位(19票) 小さな妖精に転生しました /fe
- 3位(14票) 天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる /江崎乙鳥
- 4位(14票) 悪女矯正計画 /さくたろう
- 5位(12票) 死に戻り花嫁は欲しい物のために、残虐王太子に溺愛されて悪役夫妻になります! /雨川透子
既刊部門
- 1位(65票) 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 /永野水貴
- 2位(33票) 薬の魔物の解雇理由 /桜瀬彩香
- 3位(32票) 魔王と勇者の戦いの裏で /涼樹悠樹
- 4位(20票) 悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。 /雨川透子
- 5位(13票) サイレント・ウィッチ /依空まつり
投票は各巻ごとに受け付けていますが、ここではシリーズ毎にまとめて集計しています。詳細は、詳細結果のページ を参照ください。
総合1位は『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』。宝島社『このライトノベルがすごい!』でも、2024年版で1位、2025年版で5位の人気作なので、納得の1位ですね。
特筆すべきは、総合2位の『薬の魔物の解雇理由』で、今回対象になった4巻は、作者の桜瀬彩香先生が亡くなられ、この4巻を出すために立ち上げたウィーム出版からの刊行。『薬の魔物の解雇理由』は過去の「好きラノ」でも上位に入る人気作なのですが、ほんと愛されていますね。
2025年 1月 20日
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一二三書房 サーガフォレスト
◆ オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~ (1) /樽見京一郎 -
えっと、オークは野蛮に書かれてないし、エルフも平和に暮らしているわけではないんだか(笑)。
物語は、エルフの国の民族浄化、大量虐殺から逃れたダークエルフが、逃れた先のオークの国の軍隊に組み込まれ、エルフの国に復讐を図る、という感じかな? いや、1巻では、オークの国「オルクセン王国」の説明、特に、軍事組織の説明がメインで、エルフの国との開戦までにはまだまだイベントがありそう。あとがきによると、「兵站」が大きなテーマの一つということで、いかにも細かな軍事設定好きのミリタリー小説という感じ。ファンタジーでよくある剣と魔法の物語ではなく、ほとんど「銃」だけだしなぁ。
「兵站」が大きなテーマというだけあって、全国に鉄道網が整備された近代が舞台。鉄道はあるのに航空機や戦車はない文明レベルみたいで、銃火器と騎兵がメインの軍隊っぽいのがおもしろい。ダークエルフが騎兵してるとかすごく映えるもんな。アメリカ南北戦争あたりの時代感なんだろか? 銃火器メインなのに塹壕戦前という時代設定にロマンを感じる。いや、今後の展開によっては、塹壕線や爆撃機とかも登場するのかもしれんけど。
ミリタリー系のファンタジー小説かな?と思って読んでみたのだけど、期待通りの内容で、ディネルースとグスタフの関係も楽しく、非常におもしろかった。ただ、まだ開戦まで至ってないので、戦争をどういう風に描くんだろうかなー。
[ オルクセン王国史 ]