遊べる!!美少女ゲームクロニクル《PC98編》


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遊べる!!美少女ゲームクロニクル《PC98編》

PC98時代からゲームをやってた人間にはたまらなく懐かしい内容なのだけど、惜しむらくは、メインで扱われているメーカーに、私がフォローしてたメーカーがほとんどないのよねん。当時を知ってるクリエーターへのインタビュー記事が中心なのだけど、扱われてるのは、May-Be SOFT、アイル、天津堂、BLACK PACKAGE(ディスカバリー)、STUDiO B-ROOM、PIL、フェアリーテール、PLAYM(Leaf)。当時を語るなら、アリスソフトとelfは欲しかったし、インタビューされてる人の多くはPC98時代の後半から業界に入った人が多いのも、ちと残念。

いや、少し前に書いた「PC98以前の美少女ゲーム50選」のように、私がPC98時代にフォローしていたメーカーは、カクテルソフト、ポニーテールソフト、カスタム、アリスソフト、ティアラといった辺りで、この「遊べる!!美少女ゲームクロニクル《PC98編》」が取り上げてるゲームとは、ちと傾向が違うのんな。

まあ、それはともかく、ホント当時を懐かしく思い出せる内容でした。各クリエーターによって語られる、『電撃ナース』の田所広成や、『同級生』に、ポニーテールソフトの影響。『Z's Staff』にタイルパターン、640KBの壁、そして、ゲーム内容は多種多様でなんでもありだった時代。美少女ゲームは、Windowsになってから、洗練されていった代わりに均一化して尖がった作品が淘汰されていったのだけど、やはり、あの混沌としていたPC98時代は懐かしいよなぁ。

[ 2007.11.03 ]