SHI-NO
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ―黒き魂の少女 /上月雨音 -
おもしろい。そして、イラストもさいこーーっ!! や、クールな小学生シノちゃんがとにかく良い。ストーリーも新人さんにしては、なかなか読ませる内容。これで鴻池先輩とラブバトルでも繰り広げてくれたら言うことなしだったのだけど、ちとラブが弱いのが残念無念なんだよなー。
そゆわけで、「クールな小学生シノちゃんと、大学生の僕との純愛系ミステリー」。って、どこが、純愛系ミステリーだよっ、帯び書いた奴出て来い(苦笑)。……とにかく、キャラとその描写、雰囲気が秀逸な作品。イラストも内容に良く合っていて Good。いやほんと、小学生のシノちゃんがひたすら良いですな。鴻池先輩もなかなか。まあ、「永遠の生」と「命の軽さ」というテーマの部分は正直微妙だったりはするのだけど、ほんとにおもしろかったっ!! 今後に期待です。
参考:
感想メモリンク → 永山さん、 読丸さん、 御伽さん、 foolisさん、 C.Fさん、 コモリケイさん、 水の鳥さん、 浅木原さん[ 2006.02.15 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― アリスの子守唄 /上月雨音 -
やっぱり、志乃ちゃん素晴らしい~~。や、作者デビュー作の前作に引き続き、非常に魅力的なキャラクターで見せる純愛系ミステリー。いやもう、2006年新人賞みたいなのがあったら、だんぜん上月雨音を推すね、私はっ!!
そゆわけで、美少女小学生探偵シノシノが「惨殺アリス」の謎に立ち向かうという話。ミステリとしてはとにかく、志乃ちゃんを始めとする各キャラが魅力的な上に、それぞれのキャラの関係の見せ方が非常に秀逸。加えてやっぱり、非常に作風にマッチした東条さかなによるイラストも作品の魅力を十分以上に引き立てていて、とにかくGood。ほんとに、志乃ちゃん志乃ちゃん可愛ゆすぎっ!!
しかし、短編『微笑』。わざわざ話の途中に挿入するという作者の意図もわからんではないけど、さっぱりその効果が出てないどころか、マイナスにしかなっていないような(苦笑)。内容自体は悪くないんだけどなぁ。
参考:
感想メモリンク → リッパーさん、 永山さん、 zenonさん、 iris6462さん、 御伽さん、 JV44さん、 deltazuluさん、 水の鳥さん、 まいじゃーさん、 夜月さん、 chloros17さん、 コモリケイさん[ 2006.05.20 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔 /上月雨音 -
“そんなのは期待してないから志乃を書け!” ……愛に満ちているかどうかはともかく、あとがきのこの言葉が、私の感想をいちばん端的に表してると思う(^^;。新キャラの眼鏡っ娘・真白ちゃんもはじめからちょっと露骨にアレだったしなぁ。
そゆわけで、美少女小学生探偵シノシノが魅力の純愛系ミステリー第3段。今回は、このところ志乃ちゃんの様子がおかしい、避けられてる。志乃ちゃんはいったい!?という話。シリーズとしての方向性を提示する意図もあるような話だったけれど、私の期待する方向性とは違う予感で、ちと残念。ほんと、志乃ちゃんを書いてくれれば、それでいいのに(^^;。
参考:
感想メモリンク → 永山さん、 iris6462さん、 新型さん、 けんじょさん、 deltazuluさん、 JV44さん、 コモリケイさん、 INNさん[ 2006.09.12 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 愛の証明 /上月雨音 -
相変わらず東条さかなのイラストは素晴らしいなぁ~。小説の方も、後半はなかなか良いのだけど、だがしかし、……富士見ミステリー文庫なんだから、あまりミステリーっぽい話にするなよ。<をい
デパートに閉じ込められ、フロアには時限爆弾が。二時間のタイムリミット内に、犯人を特定し、無事に脱出できるのか!? 小学生の志乃ちゃんとの愛を綴ったシリーズ4冊目&第一部完。……全体にミステリー色が強くて、特に前半は退屈でしかたなかったのだけど、素晴らしいのは後半。タイトルに偽りなく、「愛」の話でした。志乃ちゃんと「僕」の関係性が非常によく描かれていた予感。ただ、もうちょっと、志乃ちゃんの「重さ」が伝わればよかったのだけど、そこら辺はあまり感じられず残念。いや、第一部完、とするには、ちょっと軽く中途半端な感じなのんね。
それにしても、新キャラの高柳さんは美味しいですね。せっかく良いキャラを揃えてるのに、なんで、キャラ萌えっぽい内容ではなく、ミステリーに仕立てようとするのかな(^^;。とにかく第一部完ということで、続く『魔法少女マジカル志乃タン』に大期待ですっ!!
参考:
感想メモリンク → INNさん、 永山さん、 notDoさん、 リッパーさん、 deltazuluさん、 iris6462さん、 ゆーいちさん、 コモリケイさん、 mizunotoriさん[ 2006.12.12 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 呪いは五つの穴にある /上月雨音 -
いつになくまったりとしてるなー。入院した僕のところに毎日お見舞いに来る志乃ちゃん、真白ちゃん、キララ先輩の三人。そして今日も、お見舞いにきた三人とおしゃべりに興じるのだった……。と、一部と二部を繋ぐ幕間劇ということで事件に巻き込まれるということもなく、おしゃべりの延長で、キララ先輩の持ち込んだ事件の話題を推理する、という内容。今回の後半の話の方は、そんなに異常な話でもないと思うんだけど、ちょっと異常な部分を強調しすぎで、そこら辺がちょっと気になったりもしたけれど、相変わらず、シノシノは可愛いし、二人の眼鏡sもいい味出してるよな、ってことで。
[ 2007.06.11 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 支倉志乃の敗北 /上月雨音 -
ダメ。あとがきで言い訳を書くぐらいなら、はじめから書き直すべきだと思う。いや、あとがきで、「ミステリとして成立していない」という風なことを書いてるんだけど、マジに出来の悪いミステリといった感じ。そして、ミステリを捨ててキャラに注力したかというとそれも違っていて、キャラの描写もびみょ~。同じくあとがきで「志乃の変化について感じて欲しい」と書いてるけど、それなら、きちんとそこに注力して描いて欲しいと思う。
そゆわけで、第二部スタート。クイズの懸賞に当たったシノシノと僕は、人里離れた館へ招待される……。という感じで、館もの。まあ、シノシノは可愛いものの、どうにも出来の悪いミステリといった風でぐんにょり。いっそ、シノシノと僕のウレシハズカシお泊り旅行を中心に仕立てた方が良かったんじゃないかなー。
[ 2007.11.13 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 夢の最果て /上月雨音 -
ぐはっ。シノシノの追い込みとその後のキララ先輩が、とにかく凄いんですがっ!!
とあるパーティー会場で発生した殺人事件。たまたま居合わせたシノシノとキララ先輩と僕は、事件の鍵となる『夢路ハナ』の謎を追う……。というわけで、キララ先輩の幼なじみ、トラも登場、事件の謎よりも、キララ先輩に多少焦点を当てつつ、シノシノの微妙な変化を描くような内容になっています、と。まあ、それはともかく、今回の話は、ほんと、えげつないわ。そして、“キララ先輩”が意味深で、なかなかに良いです。……しかし、あとがきによると、物語も佳境ということなのだけど、いったい、どこが佳境なんだ?(^^;。う~ん、今後は、もっと三人の有り様に踏み込むって事かしらん? そして、不遇なクロス君(笑)の明日はどっちだ!?
[ 2008.03.14 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 空色の未来図 /上月雨音 -
うわぁ~、シノシノがいつもに増して可愛すぎるぅ~~。
正月で実家に帰った『僕』の元へ死んだハズの元カノから年賀状が……。ということで、随所に書かれた志乃ちゃんの反応がめちゃくちゃ可愛い一冊。特に、一人アパートに残された志乃ちゃんの反応が、もう絶品。ああうううううう、ホント可愛すぎるなぁ~~~。……内容的には、高校時代の『僕』を中心としたモノで、今後の展開への仕込み的な要素が強いのかしらん。本筋に志乃ちゃんがあまり絡まなかったり、『僕』の立ち位置もいつもと違い、ちと違和感を覚えたりもして(^^;。
[ 2008.07.25 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 過去からの招待状 /上月雨音 -
ああうう。ラストエピソードとは言え、どんだけ重くハードな展開なんだっ!! なにはともあれ、次回で最終巻かぁ~~。
終わったハズの連続猟奇殺人、再び。警戒する「僕」と志乃ちゃんのすぐそばで、恐怖が現実化する……。というわけで、ふきふきプレイっ!! ふきふきプレイっ!! ホント、志乃ちゃんはめちゃ可愛いなぁ~。と、一部にはほのぼのするシーンもあるものの、次巻で最終巻ということもあってか、物語は非常に重い展開へ。正直、ココまでやるとは想像の埒外でした、うあああああぁ。や、めちゃ凄いところで引いてるので、とにかく、さっさと続きを出しやがれっ!! 次巻が待ち遠しすぎるぞぉぉぉっ!!
[ 2009.01.06 ]
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
SHI-NO ―シノ― 君の笑顔 /上月雨音 -
シリーズ完結。もう、これしかありえないような、優しいラストシーンでした。……ただ、結末をつけるために仕方なかったんだろうけど、途中の展開に関しては、「僕」の行動は不自然で、そして、冗長に語りすぎだよなぁ。
凶弾に倒れたキララ先輩。事件の犯人と、そして、志乃ちゃんと「僕」の関係はどうなる? ……という感じで、いよいよシリーズ最終巻。まあ、この最終巻は、物語を終わらせるためという目的が強すぎて、ちょっと不自然でバランスの悪い部分が目立つし、なにより、あまり志乃ちゃんの魅力が語られなかったのは残念だったのだけど、とにもかくにも、落ち着くところに落ち着いたラストシーンは感無量でした。や、なにはともあれ、シリーズ全体を通してみれば、志乃ちゃんが可愛いくて、ホントに良い作品でした。次回作にも期待しています。
[ 2009.03.23 ]