双色の瞳


集英社 スーパーダッシュ文庫
双色の瞳 ヘルズガルド戦史 /霜越かほる

小夜川さんトコ を読むまで、『高天原なリアル』の作者さんとは気づかなかったよ(汗;。いや~、だって、ギャルゲーも声優イベントもなくて、いきなり なんたら戦史、実際に読んでみても、いろもの的要素のない、いかにもコバルトちっくなお話なんですもの。……って、考えてみれば、どうしてコバルトではなく、わざわざスーパーダッシュ文庫(^^;。

というわけで、辺境に住む平民な娘が、諸事情から帝都の貴族に仲間入りしてあれやこれやという、なにか良くありがちなお話。ありがちなのだけど、設定、構成が、凄く丁寧で上手いのよ~。たまに、テンポが悪い気がする部分はあるのだけど、とにかく、おもしろい。続きは9月らしいので楽しみ~~。

[ 2000.07.25 ]


集英社 スーパーダッシュ文庫
双色の瞳II ヘルズガルド戦史 /霜越かほる

なるほど、日本は、これほどあんぽんたんであったのか
いや、単純に面白いということだけではなく、いろいろと考えさせられる小説。しかし、大きなおっぱいの女の子に関しては、某赤松健氏も[漫画]『AIとま』の図書室のマドンナの回において「胸の大小が問題なのではなく、眼鏡の有無が重要である」と、暗に主張されてるように、さほど重要であるとは思えないのだがいかがなものか。……って、いうか、『双色の瞳』は小休止で、次は学園モノですと?がび~ん。

とにかく、ほんと、霜越かほる、うまいや。“戦史”的なお話では、あたし的にダントツ。……まあ、恋愛的要素や萌え的な要素は、ぜんぜんないので、そこら辺は、ちと物足りないけど。

[ 2000.10.29 ]