ダブルブリッド


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッド /中村恵里加

Fayさんみくろさんも わりかし良さげなことを書いていらっしゃいましたが、ほんと、こりはおもしろいわ~

人と人に在らざるものを描いた話では、わりかし王道的なストーリー展開&キャラ設定。やっぱ、王道なストーリーって、地力さえあれば、正義だよなぁ。ラストちょっと急ぎすぎで、もう1シーン挿入してくれたら良かった気もしますが、ここら辺は、今後に期待。世界を広げてから、終わらせているので、どうせ続編もあるんでしょう(^^;;;。

[ 2000.02.15 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドIII /中村恵里加

安藤、安藤、安藤~~~~っ!!
……って(汗;、ちょっと狙われすぎてる部分はあるけど(大汗;、安藤さん、あまりにはまりすぎてる“眼鏡っ娘”。いや、ほんと、“眼鏡っ娘”といえば、すべて説明ついてしまうような眼鏡っ娘で、ここまでストレートに眼鏡っ娘やられると、逆に、対処に困るんですけど(^^;。ふつーじゃないよ、この作者。<をい

あまりの安藤さんの素晴らしさに、内容全てを忘れてしまいそうになりますが(汗;、とりあえず、今回は、人型欠陥兵器 VS 片倉巡査部長って話。<そのままじゃん(^^; まあ、やはり、全ては、安藤さんなので、他はもはやどうでも良いのですけど、果たして次巻も、安藤さんの出番はあるのか!!

[ 2000.07.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドIV /中村恵里加

不器用な二人のほのぼのとした恋愛ストーリーだと思っていたのだけど、なんか、突然、すごく重いや。まあ、こういう恋愛モノの方が,より好みといえば好みなのだけど、やるからには、とことんやって欲しいところ。中途半端なハッピーエンドならいらないお。

それにしても、IIIから(だっけ?)変わったイラストも、なんかすげーいい感じ。痛いわ~~。

[ 2000.11.15 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドV /中村恵里加

……表紙の優樹がかわゆいです。

それはともかく、太一朗がああなって、夏純が登場してきたのは、やぱし、色気強化、というか、女の子増強と言うことでしょうか。でも、それなら、もうちょっと、萌え系のキャラであって欲しかった予感。……っていうか、夏純よりも、虎だして、安藤さん出せ、こんちきしょー。

ストーリー的に、この巻、どういう位置にあるのか、いまいち判らないのだけど、表も裏も、全体に展開が遅くて、どうも、だれてきた気がしまふ。つまらなくはないのだけど、もうちっと、メリハリつけてくれんかのー。

[ 2001.02.14 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドVI /中村恵里加

うお~~、すげ~いぃ~~。電撃文庫で、ここまで、重い話にしちゃっていいのか~~。というか、安藤さん、ラブ♥。いや、今回、安藤さんの役どころが美味しいのよ~~。……って、でも、ここまでやるなら、もうちょっと、悲惨な方向に踏み込んでも、いい気はするのだけど。ここで、一気に話が転がってきたのだけど、あとは、ラストまで、一気に突き進んでくれるのでしょうか? っていうか、突きすすれ!

まあ、内容的には、かなり好きな方向に向いてきて、大満足だったのだけど、突然、南の島行ったり、今回、ちと唐突すぎる展開が多かった気はしたり。前巻が、中だるみで、内容的に薄かったこともあったので、もうちょっと構成、巧く見せられなかったのかなー、と思ったりはするよね。あとは、やっぱし悲惨さが足りんかのう。

あとがき、途中でイラストが変更になったのは、何故かなー、と思ってたけど、藤倉和音さん、お亡くなりになっていたのね。ご冥福を。
↑イラスト変更と、お亡くなりになったことは無関係だそうです。

[ 2001.07.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドVII /中村恵里加

ラストのイラスト、あのタイミングで見ると、震えが来るね。

そういうわけで、不器用な二人の種族を超えた恋愛モノと思われたこのシリーズも、もはや、絶望のみに彩られて、かなり凄いことになってます。ラストには、みんな死にまくりそうな、ここまで重い話で良いのでしょうか。……むしろ、行くところまで、行って欲しいですが(^^;。

とにかく、前巻から、あとはラストまで突っ走るだけな状態になってるので、早く続きを出して欲しいところ。あとがきを読んでると、まだシリーズは終わりそうもない雰囲気ではあるけど。

[ 2002.01.17 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドVIII /中村恵里加

素晴らしい、素晴らしすぎる、最高傑作ぅぅ~~っ!!

あまりに素晴らしくて、もう、とにかく素晴らしいとしか書けない予感なのだけど、今回は、我らの安藤さんと虎司の関係が中心なのです。眼鏡っ娘で自己主張の弱い安藤さんと、今まで恋愛と無縁だった虎司ですよっ!! とにかく、とにかく、あの二人の描写は、素晴らしくて、素晴らしくて、あぁ、もう、素晴らしいんだよ、くらくら恋愛ラブストーリーだよ、こんちきしょ~~。傑作、傑作、大傑作っ!! くぅ~~~。

あぁ、あと、未知の描写もなかなかに素晴らしい。かなり良い感じだだだっ!!!

ただ、前巻が出てから、かなり時間が経っているので、実は、微妙に内容を忘れてたりして(^^;。

[ 2003.04.14 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドIX /中村恵里加

えぇい、生ぬるい。いや、もっと容赦なく、血臭のする内容を期待してたんだけどなー。

前巻のラストは、公園のベンチで良い雰囲気の虎司と安藤@眼鏡がラブラブモード、そこへ、優樹と仲違いして正気を失った太一朗が襲い掛かり、さあ、二人の恋模様はどうなるっ、待て次号っ!! ……というわけで、この巻も前巻に引き続き、虎司と安藤さんの二人の話しなんだけど、う~~ん、恋愛モノとして、かなり良い部類には入るんだろうけど、前巻で、あそこまで描いてしまった後だけに、正直、物足りないという印象。あと、太一朗の今回の描写もマイナスだと思う。いまさら、中途半端に明るい兆しなんて不要。きちんと、行きつくところまで描ききって欲しい&欲しかったんだけどなぁ。

それにしても、なにげに、傍観者の大田の描写の上手さに、くらくらだったりもして。

[ 2003.12.17 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッドX /中村恵里加

感無量。これ以外、ありえないようなラストだよなぁ。そしてやっぱり、安藤さんの可愛いこと可愛いこと。

“童子斬り”に精神も身体も支配された山崎太一朗、“主”の策略により記憶を失い身体のコントロールを喪いつつある片倉優樹。いま二人は、互いに相手を殺そうと対峙する……。すでに、なにもかもが手遅れで、哀しい結末しか望むべきもない状況で、前巻から4年半、いよいよ待ちに待った最終巻。いやぁ、途中は無理やり纏めに入ったような、駆け足な感じもしたけれど、これ以上ないラストだなぁ。ひたすらと哀しく綺麗。ホント、言葉にならず、ただただ感無量としか言いようがない。感動。

[ 2008.05.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
ダブルブリッド Drop Blood /中村恵里加

安藤さんが獣姦っ!! 獣姦っ!! 獣姦っ!! 獣姦っ!!

それはともかく、本編はすでに完結している『ダブルブリッド』の、後日談を含む短編集。いやぁ、せつない、とにかくせつない。直接的な後日談となる「続いた世界のある顛末」だけでなく、他の短編も 優樹のいない せつなさを演出した作品が多く、泣ける泣ける。決して、蛇足になることなく、いい意味で余韻を感じさせる素晴らしい短編集でした。その中でも、特に、太一朗と未知、大田とのやり取りが、もうこれ以上なく、せつなく、力強く、ただただ泣ける。……“だから、死ぬまで生きていこう。死にたい死にたいって思いながら、生きていこう”。

[ 2008.11.09 ]