-
角川書店 スニーカー文庫
丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ /耳目口司 -
正直、ツマランかったです。こういう頑張って尖がってる作品は、学生時代に読んでたら、絶賛してたかもしれないけれど、オジサンには、どうにも辛いわ。
宝島社の『このラノ 2012』で 7位。さすがに10位以内で読んでないのも不味かろうと手を出してみたのだけど、これはキツイ。変人集うオカルト研究会の壊れた面々という話なのだけど、それぞれのキャラの絵に描いたように素直な狂気ぶりが、個人的に、どうにもダメ。読みやすいし、話の構成も上手いと思うけど、後半を「予定調和で地味にふつー」と感じてしまってる時点で、たぶん、想定読者からハズレまくってる予感。江西陀のエロトークとか、すごくヒロインしてる清宮とかは、良いのだけど、それならふつーに部活モノやってるほうが、好みだしなぁ。
[ 2011.11.25 ]