橋本紡が電撃文庫作家三人に謝罪した件について

物凄く大好きな『半分の月がのぼる空』(→感想)の作者である橋本紡が、いきなり電撃文庫のアニメ化作家三人に謝罪しはじめた のだけど、どうにも訳がわからない。メールで謝罪済みにもかかわらず、あえて公開の場で謝罪し直すというのはどういうことなんだろう? しかも、謝罪文がまるで謝罪に見えないほど凄くフランクなんだけど、そんなフランクな関係にもかかわらず、ここに至るまで何ヶ月もかかっているのは一体……。

とりあえず、謝罪の契機となった一連の騒動を時系列に沿って並べてみたり。

あれ? 成田良悟ってどこに絡んでたんだ(^^;。それにしても、イジメの存在そのものを否定しているわけではないんだよなぁ。イジメ告発の際には、「名乗りでている作家も含めて」加担していたと言っていたのに、いろいろと疑問が残るよなぁ。「杉井君は十年前から付き合ってる」ということは、杉井光のデビュー前からの付き合いなのに、この距離感。どうやら編集サイドにも話は行っているようなので、なんだかいろいろ大変だ……。

作家4人のプロファイル

  • 橋本紡 (1967年生/1998年デビュー)
    『猫目狩り』で第4回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞。代表作の『半分の月がのぼる空』はアニメ、ドラマ、映画化。ここ数年はライトノベル以外のレーベルで活躍中。
  • 杉井光 (1978年生/2006年デビュー)
    『火目の巫女』が第12回電撃小説大賞銀賞。速筆が有名で、2011年2月は『神様のメモ帳』他4冊も刊行。『神様のメモ帳』はアニメ化決定。
  • 支倉凍砂 (1982年生/2006年デビュー)
    『狼と香辛料』が第12回電撃小説大賞銀賞。デビュー作の『狼と香辛料』が大ヒットしアニメ化。この2月に堂々完結。
  • 成田良悟 (1980年生/2003年デビュー)
    『バッカーノ! The Rolling Bootlegs』が第9回電撃ゲーム小説大賞金賞。『バッカーノ!』『デュラララ!!』の二作がアニメ化。

[ 2011.03.10 ]