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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
白銀のソードブレイカーII ―不死身の剣聖― /松山剛 -
うわっ、ほんとにシリーズなのか。単巻ばかりの松山剛なので、どうせ2,3巻で終わるような話になるかと思っていたのだけど、そこそこ続きそうな展開で、ちょっとビックリですよ。<をい
そゆわけで、剣聖殺しのエリザと傭兵レベンスのシリーズ。この二巻は、エリザなしで剣聖と戦うことになったレベンスは特訓を、という感じで、レベンスのパワーアップ回。わりと危機的状況のハズなのに、師匠といい、サンちゃんといい、緩いよなぁ。挿絵が裸だったり緊張感が感じられない雰囲気すぎる(笑)。
師匠や新キャラのサンちゃんはじめ、もちろん、エリザやレベンスといったキャラたちのやり取りが、あいかわらず楽しい。まあ、今回は繋ぎ的な回で、そのため、松山剛らしいあざとく泣ける要素が弱いこともあって、愉快な面が強調されすぎていて、本来重いハズの物語との違和感は否めないけどなー。……今回、レベンスのパワーアップで、続きはどうなるんだろ? 剣魔の設定を考えると、ちょっと微妙な気もするのだけど。
[ 2014.08.02 ]