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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
新約 とある魔術の禁書目録(3) /鎌池和馬 -
うわぁ、読みづらい……。複数のグループをこまめに切り替えて進む場面転換の多い群像劇なのだけど、久しぶりに、鎌池和馬は小説技術的には下手だったんだよな、というのを思い出しました。無駄に読みづらくって、盛り上がってるハズの物語も、さっぱり盛り上がってるように見えないという、これはちょっと酷いなぁ。
せっかくの美琴の出番山盛りなのに、いまいち当麻との絡みも少なく物足りない。当麻や美琴に限らず、各キャラの見せ場が細切れで印象に薄く、ヒーロー三人というのもなかなか難しいねぇ。
[ 2012.01.07 ]