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アスキー・メディアワークス メディアワークス文庫
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ /三上延 -
犯人はお前かぁぁぁぁぁぁっ!! ……や、そゆわけで、美人の眼鏡お母様の暗躍が怖い『ビブリア古書堂の事件手帖』の第三巻。栞子さんは眼鏡っ娘設定なのに、表紙の絵は、いつも眼鏡をはずしているのは、いったいなに? 眼鏡っ娘愛好家に喧嘩売ってるの? イラストの人、死んでしまえ。
それはともかく、今回は、「ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)」「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」「宮澤賢治『春と修羅』(関根書店)」の三篇。『たんぽぽ娘』は、ひらがなみっつでことみちゃんはじめ、わりとあっちこっちでネタにされてる作品だけど、コバルト文庫だったのか(^^;。そして、智恵子さん怖すぎる。
今までは、巻き込まれ的に謎を解決する展開だったのが、「宮澤賢治『春と修羅』(関根書店)」からは、客の依頼でトラブルを解決していく形になり、これは物語の転換点? もともと智恵子さんの失踪の謎もあり、これから、大きなトラブルに巻き込まれていきそうな感じだけど、所詮古本屋で、どんなトラブルが待ってるんだろ。智恵子さんを見てると、今後、『R.O.D』的な展開になっても不思議ではないと思うけど(笑)。
[ 2012.08.05 ]