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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング /川原礫 -
ちょっ、プロローグぅぅぅぅっっっ!! いやー、途中までは、どうにもいまいちにしか思えなかったのだけど、最期のプロローグだけで、もう、途中までの不満はどうでもいいわっ。完全に想像を超えるラストすぎるぅぅぅっ!!
そゆわけで、キリトが復活し、いよいよ全てに決着をつける最終巻。あとがきを読むと、元のWeb連載はここで完了していて、電撃文庫版も当初はここで完結する予定だったのんね。なるほど、確かに区切りとしてはいい。でも、キリト復活も盛り上がりに欠けるし、その後の展開もいまいちで、物足りないこと甚だしい。ラスボスは敵として魅力的でないし、そういう敵であれば、それこそキリトの剣技で圧倒してほしかったのだけど、中途半端で消化不良なバトルは褒められたものじゃない。その後の展開も、キリトとアスナは悲壮な感じで書かれているけど、どう見ても、二人でいちゃいちゃ幸せに暮らしてるビジョンしか思い浮かばないのにその辺りは描かず、それでいて、表の世界でキリトたちなしで盛り上がって何が面白いんだ? アリシゼーション編自体がそもそも出来が悪いと思うのだけど、それがラストまでいまいちで、さすがにこれはダメだろう。
という風に思って読んでたのだけど、いやぁ、最期のプロローグが素晴らしい。って、エピローグではなくてプロローグなのな。つまり、次巻はあの続きになるのかっ!! まあ、キリトなんかは、現実世界にあまり興味ない風に書かれているし、もう、ずっと若いまま嫁に囲まれたSF展開で、マジいいんじゃないかしらん。続きが楽しみすぎるっ!!
[ 2016.08.16 ]