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小学館 ガガガ文庫
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 /渡航 -
すんげーおもしろかったっっっ!! 『僕は友達が少ない』(→感想) と似たコンセプトの作品だけど、「どうみてもリア充だろ」という『僕は友達が少ない』に比べ、こちらの方がストレートに「ぼっち」な雰囲気が出ていて痛い。って、帯で、『僕は友達が少ない』の平坂読が絶賛してるのが凄いな。
友達のいない比企谷八幡は、先生によって強制的に奉仕部に入部させられるが、その奉仕部は、美少女すぎて孤立していた雪ノ下雪乃が在籍しているだけだった……。という感じで、『僕は友達が少ない』同様、友達がいない人間が集った部活の話。とにかく楽しいのが、ヒッキーとゆきのんを中心とした会話。ゆきのんは、脳内ではずっとCV.斉藤千和(というか[TVA]『化物語』の戦場ヶ原)で喋ってたのだけど、ああ、ドラマCDは 早見沙織なのか。それはともかく、ほんと何事も斜めからみる高二病のヒッキーととにかく毒舌なゆきのんが楽しい。絶妙すぎる。今のところ、ラブコメ展開は予感を感じさせるだけで薄味だけど、どうなるんだろ? 続きも非常に楽しみです。
[ 2011.12.03 ]