好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

小学館 ガガガ文庫
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6.5 /渡航

.5とナンバリングされているので短編集かと思ったら、体育祭イベントで本編でもおかしくないようなガチな話だった。もっと軽い内容を予想していただけに、重かったわー。

内容は、体育祭イベントで文化祭のリベンジ、再度委員長になった相模をフォローする八幡たちという展開だけど、相模にリベンジのチャンスを与えるとか、それを相模が受けるとか、正直、ちょっと無理あるよね(^^;。あと、八幡のエゲツない解決方法はいつも通りで、それを雪乃が受けるのまではわかるのだけど、城廻先輩とかがいて、あそこまで露骨にエグイ案を実行するのかなー、というのは、ちょっと違和感。八幡の解決策って、雪乃がいて少人数の奉仕部だからこそ採用できるのであって、もっと大きな枠組みだと、なかなか採用しないんじゃないかと。今回は特にイヤらしいし。まあ、あのやり方があってこその『俺ガイル』という感じではあるけど。

もう一編収録されていたクリスマスの話は、こちらは和む~。どうみてもリア充にしか見えないよな、八幡。自分をないがしろにしがちな八幡なので、その八幡のこういう幸せなシーンはいいわぁ~。

[ 2014.08.23 ]