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宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(3) /谷春慶 -
ちょ、まさかの感動的なストーリー。いきなりのタマさん生存の危機、そして、失われた記憶と過去のトラウマ。どたばたラブコメのテイストはそのままに、まるでクライマックスのように重く盛り上がる展開。笑いあり、涙あり、そして、萌え要素もきちんと盛り込んでいて、ほんと、素晴らしい素晴らしい。
というわけで、誰彼かまわず自動的に口説いてしまう病気の上にやたらとモテる望月砕月をめぐる物語も第三巻。タマの上司・オピウム登場で、タマさん大ピンチ。特盛って(^^;。や、オピウムさんも当然恋愛方面に絡んでくるかと思いきや、予想と違う展開で、これはいい意味で裏切られた。いきなりの命令にピンチに陥ったタマさんと、それに対するゲツ君と、見守る千夏。もう彼女らの想いが素晴らしくて素晴らしくて、もうくらくらするなっ!! 淋しげなタマさんは当然、なんやかんやでゲツ君を理解している千夏が、もうもうたまらないっ!! ラストは展開は……、ええっと、これからどうするんだ、これ? とりあえず、ヒロインズのなかで、正統派なため、かえってキャラが弱くなっちゃってる優沙さんの今後の出番が心配ですっ。
[ 2012.04.14 ]