モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) /谷春慶

なにこれ、すっげー、おもしろいんですがっっっ!! 基本は、ハーレム系のどたばたラブコメディ。とにかく、人間に限らずメスでさえあれば誰彼かまわず口説いてしまう主人公をはじめ、個性ありすぎなキャラたちのやり取りが、とてつもなく楽しい。ほんとこれは素晴らしいっ!!

第2回『このライトノベルがすごい!』大賞、<大賞>受賞作。誰彼かまわず口説いてしまうビョーキな主人公・望月砕月の前に、大鎌を持つ謎の美少女が現れ……。という感じで、ハーレム系ラブコメ+異能バトルといった内容なのだけど、主人公をはじめ、キャラが立ちに立ちまくった登場人物たちのやり取りが、すごく楽しい。隙あらば主人公を襲おうとする、好き好き光線出しまくりの母妹とか、ヤンデレ先輩やツンデレ同級生に幼なじみと、アレ? ヒロイン役の立ち位置にいるべきの不思議少女タマの存在感がちと薄いな(^^;。とにかく、どたばたラブコメとしては極上の出来。新人にしては文章もこなれていて、完成度も非常に高い。ほんと、すばらしいすばらしい。

……ぶっちゃけ、なにも新興のこのラノ文庫に応募しなくても、MF辺りでデビューしてアニメ化を狙ってもいいクラスの作品だと思うのだけど、宝島社がメディアミックスどう考えていくのかって辺りも含めて、今後が、とっても楽しみですっ!!

[ 2011.09.23 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(2) /谷春慶

二巻もやっぱりおもしろい。女性と見れば誰彼かまわず口説いてしまうビョーキの主人公が、世界のことわりを破壊する「バグ」を退治するという物語だけど、主人公の砕月と女の子達の会話の壊れ具合がほんと楽しい楽しい。適度に病んだキャラの作りがさいこーーーっっっ!!!

まあ、ストーリーのほうは、もう少し綺麗に落としてもよかったと思うのだけど、キャラのやり取り中心なので仕方ないか。あと、女装にまで反応してしまうのはさすがにどうよ (^^;。シリーズを貫くセントラルクエスチョン的なものがないのが気になるけど、続きも非常に楽しみですっ!!

[ 2012.01.01 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(3) /谷春慶

ちょ、まさかの感動的なストーリー。いきなりのタマさん生存の危機、そして、失われた記憶と過去のトラウマ。どたばたラブコメのテイストはそのままに、まるでクライマックスのように重く盛り上がる展開。笑いあり、涙あり、そして、萌え要素もきちんと盛り込んでいて、ほんと、素晴らしい素晴らしい

というわけで、誰彼かまわず自動的に口説いてしまう病気の上にやたらとモテる望月砕月をめぐる物語も第三巻。タマの上司・オピウム登場で、タマさん大ピンチ。特盛って(^^;。や、オピウムさんも当然恋愛方面に絡んでくるかと思いきや、予想と違う展開で、これはいい意味で裏切られた。いきなりの命令にピンチに陥ったタマさんと、それに対するゲツ君と、見守る千夏。もう彼女らの想いが素晴らしくて素晴らしくて、もうくらくらするなっ!! 淋しげなタマさんは当然、なんやかんやでゲツ君を理解している千夏が、もうもうたまらないっ!! ラストは展開は……、ええっと、これからどうするんだ、これ? とりあえず、ヒロインズのなかで、正統派なため、かえってキャラが弱くなっちゃってる優沙さんの今後の出番が心配ですっ。

[ 2012.04.14 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(4) /谷春慶

ちょっ、ハピ子マジヒロインすぎるっ!! なにこのヒロイン力。他のヒロインたちが、雑魚にしか見えない……。逆に、他のヒロインたちは、ほんと印象が薄くて、ストーリーもあまり動きがなくて、「あれ? これで終わり?」というのが、読後の率直な感想。いや、前巻は、クライマックスといわんばかりに盛り上がっただけに、拍子抜けというか、ちょっと残念だなぁ。まあ、前回盛り上がったからこそ、今回は、箸休め的な内容だったんだろうけど、それなら、短編集な構成にすれば良かったのに。ビーストモードもハピ子も短編集向けのネタだと思うんだけどなぁ。

[ 2012.08.01 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) 5 /谷春慶

最高傑作級。ハーレム展開的に女の子たちのアレコレがほんと素晴らしい中、いつの間にか、やけにスケールが大きくなってるんですがっ!! いや、ラノベで父親が出てきても、だいたい碌なことにならないので、義父登場は、すげー不安だったのだけど、、砕月にしてこの父親はありかしらん。砕月をそのまま歳を取らせたようなフザケた性格と、立ち塞がる大きな壁としての力量は、なかなかいいね。

そゆわけで、うわわ、いよいよ幼なじみの千夏が本気を出されている。オピウムを巡る非日常な戦いもスケールが大きくなり、佳境を迎えようとする中、砕月を日常側に留めようと身体を張る千夏が、可愛くて切ない、素晴らしい。そして、非日常側のタマさんも、相変わらず、ツンデレ具合がいいなぁ。そろそろパターンになりつつあるけど(^^;。……しかし、ほんとにヤバイ展開になってるんだけど、これ、きちんと、収束できるんの。

[ 2012.11.22 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想) /谷春慶

短編集。といっても、1冊に3編だけなので、短編にしてはちょっと長め。で、どれも短編ならではという一発ネタなのだけど、それで、この尺の長さは、正直、読んでて飽きる。短編集らしく、もっと一編一編を短く出来なかったのかなぁ。

そゆわけで、1巻より前の二股時代を描いた「モテモテな僕はダブルブッキングまでこなしちゃうんだぜ(震え声)」、中峰大活躍な「モテモテな僕はビョーキまで克服しちゃうんだぜ(笑)」、そして、砕月が殺されまくる「モテモテな僕はゴミ箱にまで捨てられちゃうんだぜ(愛故に)」の三編。まあ、「ダブルブッキング」は多少毛色が違うけど、他は、概ねいつも通り。いや、コメディ的な要素が強い分、砕月がゲスぶりが目立って、なおさら酷いことになってるな(^^;。まあ、ただやっぱり、どの話も、ここまでページ数を使うほどのネタではないと思うのが、にんとも。ちょっと内容薄いよね……。

[ 2013.02.04 ]


宝島社 このライトノベルがすごい!文庫
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門) /谷春慶

おおっ、各ヒロインに焦点を当てた、これはいい短編集。“入門”と銘打ってるとおり、わかりやすく楽しい短編集になっていて、いいねぇ。って、バグとかデバッガとかの設定は、どこかに行っちゃってるけどなっ。……とりあえず、キャラが弱かった優沙ちゃんが、そのキャラの弱さを武器にし始めていて、これは一体(^^;。濃いキャラといったって、静流先輩なんかは、どうみてもイロモノすぎて、むしろヒロインレースからは脱落してるようにしか見えんのだけど(笑)。ヒロイン力的には、千夏かわいいよ千夏。

しかし、ここに来て、短編集を連続で刊行してきた『モテ泣き』だけど、単に短編が溜まってただけなのかしらん? 本編、収束が難しそうな流れになっちゃってるのが、ちと気になったり。

[ 2013.06.07 ]

谷春慶