読書進化論


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読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか /勝間和代

はてブトルネードっ!! 著作が書評系ブログで取り上げられる→その書評がはてブに登録される→はてブ経由でAmazonで売り上げが増→Amazonランキング入りでさらに売り上げ増→最終的にはベストセラーに、なんてことがあったのかー。……自分の書いた本でそういうことがあったっ!! と言うことなので本当なんだろうけど、そこまで、書評&はてブに影響力があるかというと、にわかに信じられません(^^;。

と、作者の人の実体験を中心に本に纏わるアレコレを書いた内容で、ネタとして面白いものもあるものの、基本的には、ダメダメ。単に、思いつくままネタを並べてるだけのようにしか読めなくて、「誰に」「何を」訴えたいのか、さっぱりわからん。どうにも、目的もなくだらだらと書いた、悪い意味でブログみたいな内容なんだよねー。

それでも、作者の主張らしきものを纏めてみると大きく三点ぐらいあって、「ウェブもいいけど本&リアル書店には譲れない魅力がある」「ブログからはじめてゆくゆくは本を書いてみよう。本を出版すれば人生は豊かに」「日本の出版界はマーケティングが弱い。本を出すなら売り方も考えよう」という感じかしらん。……それにしても、「ブログを書いてれば、文章力も磨かれて、そのうち出版社から声が掛かるよっ!!」みたいな話はどうなんだろう。や、ちょっとした原稿依頼ならともかく、「本を出しませんか?」という話はかなり特殊だと思うし、そもそも、そんなに文章力ってアップするものかしらん?

[ 2008.10.29 ]