でたまか
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角川書店 スニーカー文庫
アウトニア王国奮戦記 でたまか 問答無用篇 /鷹見一幸 -
[小説]『時空のクロス・ロード』であたし的にお気に入りな 鷹見一幸 だけど、やっぱ、おもしろいよ、この人の作品。[小説]『時空のクロス・ロード』と毛色が違って、この『でたまか』は、スペースオペラ風味で心配だったのだけど、ほんと、おもしろい。
優秀な成績で士官学校を卒業にもかかわらず、不当に僻地に配属になってしまった主人公が、そこでお姫様に出会う、というお話。成績優秀という設定だったにもかかわらず、いまいち、知力で切り抜ける的な展開が弱かったのが残念だけど、全体的なほのぼの感というか、雰囲気が、ほんと好き。まあ、今回は、物語の導入部に過ぎないので、今後に期待。もっと、らぶらぶな展開を。<ちげー
[ 2001.04.02 ]
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アウトニア王国奮戦記 2 でたまか 奮闘努力篇 /鷹見一幸 -
伊達将範と並んで、今、あたし的にいちばん好きな鷹見一幸の最新作。やっぱし、おもしろい~~。おもしろいだけでなく、微妙に、ほろりと来るのも ぐっど。1巻の終わりで、ヴァルがアレして、どうなるかと思ったのだけど、アレしたおかげで(^^;、バランスが良くなった予感。……ただ、ストーリー的には、まるで子供向けのような裏表ない、わかりやすい登場人物と展開で、ちと、深みがないのがなぁ。スニーカー文庫って、別に、メインターゲット層が、小学生というわけでもなかろうに。
[ 2001.06.05 ]
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アウトニア王国奮戦記3 でたまか 純情可憐篇 /鷹見一幸 -
つまんないうえに、後味悪い~~。
このラスト、プロとして、やっちゃいけないことなのでは。こういうストーリー構成を無視したようなラストは、自ら、小説家としての資質の無さを喧伝するようなものだし、多くのファンが離れてしまうような予感。あたし的にも、最近の一押し小説家さんだったのだけど、これでは、新シリーズが出たとしても、手を出しづらいよなぁ。もともと、主人公のライバルのアリクレストの扱いに、不満と不安を抱いていたのだけど、結局、もっとも、陳腐で下手な扱いしか出来なかったのがなぁ。続編でフォローが入ればまだしも、今のところ、続編の予定も無いみたいだし、なんというか、いちばん期待していた小説家さんに、こういうことやられると、ツライにょ(T-T)。
[ 2001.09.03 ]
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アウトニア王国再興録1 でたまか 英雄待望篇 /鷹見一幸 -
『でたまか』の前巻や、『新・時空のクロスロード』で、あたし的に、ダントツでぶち殺したい小説家 No.1 となった鷹見一幸のシリーズ最新刊。今回、あとがきも舐めてるし、実際、不買運動とかやりたいぐらいなんだけど。……で、読んでみると、めちゃおもしろい(^^;。
まあ、この巻に関しては、あたし的に、満足だったのだけど、しかし、構成を無視するような、信用できない小説家の作品を読むと、こんなに疲れるとは、思わなかったよ。ページをめくるたびに、また、なにかマズイことをしでかすのではないかと、常に警戒しながら読んでる風味。特に、登場人物が、お人好し揃いなので、めちゃ怖い。むしろ、気楽に読むタイプの小説なんだけどなぁ。とりあえず、次巻は、本格的に、マイドが戻ってくるみたいだけど、それ、なおさら怖いぞ。
[ 2002.05.09 ]
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アウトニア王国再興録2 でたまか 天地鳴動篇 /鷹見一幸 -
う~~ん、この巻に関しては、いまいち。や、決戦まで行かずに、まだ、準備中なので、仕方ないとも思うけど、でも、それを差し引いても、構成とか何とかならなかったのかなー。そもそも、鷹見一幸の作風からして、ちんたら準備に時間かけても、ダメだろ。
鷹見一幸作品の良さって、敵も味方も裏表のない素直な性格で、素直にきちんとお約束な展開を描ける部分にある思うのだけど、逆に、ちょっと工夫しようとしたりすると、人物は単純で、どうしても底が浅く稚拙に見えてしまうし、そもそも工夫自体が下手。私的には、頭使わずに、お約束な話だけを書いてた方が、いいものかけると思うのだけどなー。
とりあえず、次巻こそ、決戦らしいので、期待。でも、マイド有利な展開になっちゃったためか、いまさら的に、無理やり弱小国という風にしようとする展開&演出が散見されるので、そこら辺、かなり不安なんだよなー。<勝敗見えてるのに、取って付けたようなピンチとか、無理やり戦争を長引かせるような展開は止めて欲しい
[ 2002.09.02 ]
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アウトニア王国再興録3 でたまか 天下大乱篇 /鷹見一幸 -
あー、駄目。いかにも、鷹見一幸らしい、駄目っぽさ。この陳腐さ漂う背景と、下手で無駄の多いストーリー展開、いい加減、何とかしてください。作者の人は、そろそろ、自分の下手な部分を認識して欲しい、というか、もちょっと、プロの自覚を持って欲しい。<鷹見一幸って、好き勝手書いてるだけで視野が狭く、すごくアマチュア的だと思うのよね
そゆわけで、まだ、戦闘に入らず、ダラダラと無駄なイベントと、取ってつけたような展開だけ。全体的なバランスも悪く、まったくダメダメ、良いとこなし。終盤の展開も、あーあ、と、かなり呆れた感想しか出てこない。伏線は弱すぎるし、演出的にも駄目。やっぱ、鷹見一幸、頭悪すぎ。もう、前から言ってるように、頭使わず、お約束なストーリーだけ書いてればいいのに。
[ 2003.01.03 ]
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アウトニア王国再興録4 でたまか 驚天動地篇 /鷹見一幸 -
ええぃ、散々引っ張って、この程度の戦闘かー、というか、まだ、続くのかー。
どうにも、読者を舐めてるというか、そもそも、作者、頭悪いんだから、なにも考えるなっ!!いや、十分面白いのだけど、どうにも、腹の立つ内容。もともと、弱小のアウトニアが、奇策でもって、巨大な帝国軍と戦う、というのが、この作品の骨子だったハズなのに、帝国軍が勝手に自滅するだけで、ぜんぜん奇策を使ってないし、そもそも、戦闘に入るまでに、散々、アウトニアが優勢な状況を描いておいて、まだ、10倍の戦力差みたいな、寝ぼけた話が出てくるし、だいたい、作者の都合で、戦局を左右するイベントが、突発しまくるし、ああぁ、もぉーーーー。
素直に臨界点を突破した時点で、さくさく終わらせてれば良かったのに。無駄に話を長引かせようとしても、鷹見一幸の作風というか頭では、陳腐になるだけで、ダメダメだと思うのだけど。
[ 2003.05.02 ]
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アウトニア王国再興録5 でたまか 青天霹靂篇 /鷹見一幸 -
第二部完。ここまで読みきった自分を褒めてあげたい。<をい
そゆわけで、私的にぶち殺したい小説家No.1。この読者を舐めた創作意識が腹立つ、デビュー当初は大絶賛していたので なおさら、という鷹見一幸。……って、それはともかく、あー、やっぱしラストは、下手な上に舐めた構成。ぷじゃけるなー。あー、第三部はどうしやう。
そもそも、鷹見一幸は、裏表のない素直なキャラのべたべたな感動モノを得意とする作家であって、逆に、弱点としては、深みのある人物を描く力量はないし、構成力も下手。無駄に工夫すると、突っ込みどころ満載で粗が目立つので、変に頭使うな、そもそも、最悪なことに、頭使うとろくなことを思いつかないので止めてくれ、という評価なのだけど、あー、ラストがタコなのは、鷹見一幸だから仕方ないとして、青天霹靂篇がつまらないのは、2巻程度で纏められなかったのが、敗因だと思う。……ちゅうか、単に、ラストの展開に持って行きたかっただけなら、この再興録自体、いらんだろー。
[ 2003.08.05 ]
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アウトニア王国拾遺録 でたまか 青雲立志篇 /鷹見一幸 -
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~。<いいのか(笑
[雑誌]『ザ・スニーカー』掲載分を含む 5本の短篇集。鷹見一幸は、プロとしての姿勢や人間性に疑問を感じるので、最初は穿って読む進めていたのだけど、すみません、すげーおもしろかったです。良かったのは、逃亡中のマイドとベテラン警官のやり取りを描いた『リアル・バーチャル・リアル』、デートの準備に奔走するメイを描いた『プリンセス・パニック・ピクニック』、ティーとユーの二人を描いた『クラップ・スクラップ』の三篇。この三篇は、鷹見一幸らしい魅力的な、単純でいい人の優しい話といった風で、ほんとにおもしろかった。ただ、『プリンセス・パニック・ピクニック』の前半は、コミケのコピー本ならともかく、本屋に並べる文庫でやるのは、どうかと思うのだけど。<でも、それも、後半で許せてしまったりも(^^;
[ 2004.01.06 ]
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アウトニア王国人類戦記録1 でたまか 黄昏落日篇 /鷹見一幸 -
新章スタート。読んでみると、思った以上に不安が大きい。大丈夫なのか?や、多分、大丈夫じゃないんだけど。<をい。……鷹見一幸の作風と技術力では、今まで以上に、かなり酷い出来になりそうなんですがー。<鷹見一幸って、「単純で優しい雰囲気の話」が魅力だと思うんだけど、この新章の導入から推察するに、そういう魅力より、鷹見一幸の欠点がより目立つ内容になりそうなそんな予感(T-T)
まあ、この巻自体は、まだ触りだけなので、可もなく不可もなし。いや、この巻の筋で、シリーズのプロローグ的な面白さしか発揮できてないのは、それはそれで問題だとも思うんだけど。<ストーリーに危機感とか緊張感がないのも鷹見一幸の作風の一つなので、仕方ないんだろうけど。あと、やっぱり、安直でその場の思いつきだけを書き連ねた展開は、芸風とは言えもちっと何とかならんのかー。<そやって書いたほうが楽なのはわかるんだけどさー
参考:
感想メモリンク → るのーさん、 一歩さん、 心音さん[ 2004.06.03 ]
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アウトニア王国人類戦記録2 でたまか 霜降暗夜篇 /鷹見一幸 -
バカだっ、バカすぎるっ、めちゃくちゃ面白いっ!! いや、いきなり、今までに輪をかけて頭の悪いバカ小説になったかと思ったら、伏線もなにもかも無視して、もう、勢いだけで突っ走ってますよっ!! 確かに、エンターテイメントを志向するならば、コレは正しい、素晴らしすぎるっ!! っていうか、この芸風の変化は、なにがどうした、鷹見一幸っ!! とりあえず、コットン、うきゅ~~~。ついでに、眼鏡なステラ博士、きゅ~~~。<三十路だけど(^^;
そういうわけで、帝国とローデス連合の宇宙戦争に、いきなり異星生命体が乱入っ!! ローデス連合危うしっ!! と言う話。もう、展開はめちゃくちゃだし、設定もむちゃくちゃになっちゃってるけど、いいんだ、面白くさえあればっ!! この勢いが次巻以降も持続できるかは不安ではあるけれど、とにかく期待っ!! 面白すぎる~~~。いや、こういう、勢いだけのバカ小説はすげー好き~~。
↑今までも、手抜きの結果、読者をバカにした頭の悪い内容になっていた部分があったんだけど、そういう手抜きの結果というわけではなく、肯定的な良い意味で、バカで頭の悪い内容になっていて、ほんとに素晴らしい。や、問題は、やっぱり、これが次巻以降も持続できるかなんだけど。
参考:
感想メモリンク → 一歩さん、 心音さん、 もりそばさん[ 2004.09.07 ]
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アウトニア王国人類戦記録3 でたまか 漆黒無明篇 /鷹見一幸 -
駄作。うぅ、前巻は久々におもしろかったのにぃ~。や、今回は、鷹見一幸の悪いところ――物語を俯瞰して見れず近視眼的なのでシリーズ構成が下手、緊張感のある描写が苦手、小ネタは数が多いだけで質的に×、キャラが記号的で薄っぺらい――ばかりが目立って、最終巻への仕掛け作りという点を差し引いても、まったく良いところがない。……えぇっと、やっぱり、鷹見一幸は、作家としてそろそろ限界かしらん。
もともと、裏表のない素直な作風が鷹見一幸の良さだったと思う。それが最近は、読者の反応を計算して作品内にやたら仕掛けを入れ込もうとしてるのだけど、それらは単なる思いつきレベルで質が悪い。どうにも全体に場当たり的で短絡的なんだよね。加えて、執筆速度重視の名目なんだろうけど、とにかく手を抜くことを覚えてしまったので、さらに酷くなる一方。鷹見一幸って、たぶん、無駄に頭を使っていろいろ計算して書くのが好きなんだろうけど、完全に「下手の横好き」なのがなぁ。
まあ、とりあえず、あと残り2巻ということで、せめて最後ぐらいはおもしろくあって欲しい。
[ 2005.02.02 ]
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アウトニア王国拾遺録2 でたまか 天壌無窮篇 /鷹見一幸 -
いつも以上につまらん。短編ですらコレでは、鷹見一幸、もう駄目だ。
ラストまで残り1冊ということなんだけど、もう鷹見一幸の作品を買うのも、これで止めかな。まあ、残る最終巻は評判次第という感じで。……や、デビュー当時はほんとに良いモノを書いてたんだけどねぇ。前巻のあとがきにあった 某チャット のログを見たときにも思ったのだけど、やっぱり、客観視が出来ない上に理由をつけて安易に逃げるタイプの方みたいなので、仕方ないのかなー。周りにアドバイスを聞かせることが出来る人がいれば、今とはまた、違う結果になったんだろうけどねぇ。あぁ、昔は、とっても良い作品を書いてたんだけどなぁ。ほんとうに、ほんとうに残念無念。
しかし、そもそも、作品の作りやあとがき等の発言を見ると、読者のレベルをやけに低く想定してるように感じるのだけど、どこら辺をターゲットにしてるんだろ? ネット上に多い20代30代の比較的高年齢の読者には叩かれまくり、ということらしいのだけど、メインターゲットは小中学生辺りということなのかしらん。まあ、小中学生にあわせた作品ということなら、私が楽しめないのも仕方ないかもしれず。ただ、そうだとしても、「読書経験の少ない小中学生向けだから内容はクズでいい」ってことにはならないと思うんだけどなー。ここら辺も含めて、やっぱりプロとしての姿勢に疑問を感じるわけだ。はじめに言い訳を用意してなにかと手を抜こうとする、とかくクオリティを蔑ろにするというのは、客商売として最悪だろ。
[ 2005.04.29 ]