[WIN]『narcissu 3rd』感想

昔は年に50本ぐらいはゲームを消化してたのだけど、最近、めっきりプレイしなくなってて、一年以上は積んでたよな。片岡ともや早狩武志と言った好きなライターさんが参加してるというのに(汗;。って、いつの間にか PSP版とか 出てるし。PSP版は、1,2,3に追加グラフィック&シナリオなのんね。

とりあえず、『ナルキ』のMF文庫J版は読んだけど(→感想)、旧作は未プレイなので、同梱されてる1&2からプレイ↓。

narcissu 1st

MF文庫J版の縮小版(MF文庫Jのほうに加筆されてるわけで、順序が逆だけど)。最低限の描写しかない分、ゲームのほうがテーマ的にはストレートかしらん。なるほど、ホスピスに入院する死を待つばかりの少女というあざとい設定だったので、いわゆるベタな泣きゲーを目指した作品かと思ってたのだけど、そもそも、読者に向けて「泣かせよう」とか「感動させよう」という意図は希薄なのねん。これが商業作品だったら読者を意識してなさすぎてダメだと思うけど、同人ソフトということであれば、作者の想い入れが伝わるいい作品になってる予感。

narcissu 2nd

セツミ先生がコロッケ博士で中学生だと……。テーマは 1st と同じだけど、2ndのほうがストーリーもしっかりしていて、せつなく泣ける話になっている。えぐえぐ(T-T)。ごとPイラストも素晴らしい。

死神の花嫁

3rdのシナリオ1本目。今度は医者視点。って、主人公の挫折の経緯があまりに説得力がなくて、終始読んでて違和感ありまくりでした。ストーリーもシーンの取捨選択や練り込みが甘くて、どうにもちぐはぐな印象。海璃側の描写では泣けるシーンも多かっただけに、残念無念。

[ 2010.08.16 ]