2007年11月の電撃文庫新シリーズ
今月の電撃文庫は、新シリーズが 6本。で、ネットを巡回してると、一通り感想も出揃ってきたので、各サイトの感想を引用しつつ纏めてみるテスト。「堅実」という評が目立つ『輪環の魔導師』、青春モノとして評価の高い『さよならピアノソナタ』、なにかと前作と比較される『ツァラトゥストラへの階段』、透明感のある恋愛モノとして評価の分かれる『つきこい』。『輪環の魔導師』『さよならピアノソナタ』『ツァラトゥストラへの階段』は感想を書いているサイトも多く、前評判の高さ&作家への信頼が伺えます。
- 輪環の魔導師 闇語りのアルカイン /渡瀬草一郎 (→感想リンク)
- 素晴らしい完成度を誇る正統派ファンタジー (上下の青い無限)
- お約束が多くて先が読みやすいのと地味なのが気になる (西の風のすむところ)
- 改めて語るまでもない完成度 (Alles ist im Wandel)
- 相変わらず派手さは無いしスロースタートだけど、堅実に読めて楽しい (gobbledygook@book - bookグループ)
- 幼馴染探求がついにヤンデレにまで達したのを除けば手堅い良作 (少年少女科学倶楽部)
- さよならピアノソナタ /杉井光 (→感想リンク)
- まっとうな青春ものを真正面から読ませる作者の力量に感服 (上下の青い無限)
- 口絵から冒頭までの流れは面白そうだと思ったのですが、音楽関係の専門用語の壁が…… (西の風のすむところ)
- 作者のイメージからすると(2chねら、ニート)信じられないくらい綺麗な青春モノで吃驚 (Shamrock’s Cafe)
- 作中で触れられる音楽の話は殆どわからず面白さ半減してる気がするけど、それでも雰囲気の良いお話 (随想)
- これは素晴らしい青春物語 (booklines.net)
- ツァラトゥストラへの階段 /土橋真二郎 (→感想リンク)
- ゲーム理論的な舞台設定やガジェットを駆使したスリリングな物語 (上下の青い無限)
- 良くも悪くも前作に比べて大きな変化はなし (睦月堂工房)
- 圧倒的にゲーム小説としての側面が強く、また前作を知っていなくても特に読むことに支障はない (まいじゃー推進委員会!)
- 前作より緊迫感、スピード感が弱くなった (Shamrock’s Cafe)
- つきこい /山科千晶 (→感想リンク)
- 透き通った空気を纏った文章が素敵ですが、中編二本という体裁を取っているせいかどーんというインパクトには欠ける (上下の青い無限)
- 透明感のある描写が魅力の恋物語 (まいじゃー推進委員会!)
- 嫌いじゃないんだけど……村山由佳らに比べるとはるかに物足りない (Alles ist im Wandel)
- 非常に少女小説テイストの強いラブストーリー (随想)
- 銀槌のアレキサンドラ /上野遊 (→感想リンク)
- 王道な設定で特に尖った部分はありませんが、異能バトル好きなら十分楽しめるくらいの完成度 (上下の青い無限)
- 電撃テンプレで作品を書く作家に拍手を (Alles ist im Wandel)
- ARISAチェンジリング /中里融司
- ベテランでこの程度の作品を世に出すようでは
ブラックリスト入り、もとい、もっと頑張ってほしい (上下の青い無限)
- ベテランでこの程度の作品を世に出すようでは
[ 2007.11.14 ]