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KADOKAWA MF文庫J
エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 8 /東龍乃助

ゴミ。いや、ジン登場以降、ストーリーは酷いものの熱い展開でごまかしてたのだけど、それが、とうとう誤魔化しきれなくなった印象。特に今回は、わかりやすいフラグを立てて予想通りだけど期待外れとか酷いだろ。ストーリーが酷いのは仕方ないとして、もう少し盛り上げる展開に仕立てられなかったものか……。

そういうわけで今回は、スイス領の秘密施設のある島を舞台に、ジン率いる「サクラノツルギ」との決戦。ここ数巻は、ジンとエイルンが協力すればあっという間に解決するのに、不自然に手を組まないようにして、そして、とうとう直接対決に至るというストーリー進行だったのだけど、その直接対決が、ここまで陳腐になるとはなー。「まあ、そうなるな」とか「うん、知ってた」みたいな展開が多すぎるのもちょっと……。

ほんと、ジンが登場してからの展開が、強引で不自然すぎてしょうがなかったのだけど、もうちょっとプロット段階で何とかならなかったものか……。エイルンがサクラノツルギに合流しない理由は説得力がない上に伏線にすらなってないし、ジンが真実を語らなかった理由もまったく合理性に欠けるんだよなぁ。作者の都合でそうしたんだろうけど、あまりに不自然で、しかもここまでチープな展開になるとは思わなかった……。そして、今までさんざん、ジンとサクラノツルギを強敵に描いておいて、どんだけ絶望的な戦いになるのかと思ったら、実際に戦った際の雑魚感はいったい。

そして今後の展開も、サクラノツルギですら雑魚だったのに、次の障害がマリスや国連っぽいのはどうするんですかね? いや、こいつら、サクラノツルギよりもさらに雑魚として描かれてきたんですが……。いやー、もうちょっと隠された謎があって、すげー秘密が出てくるもんかと思ってたんだけど、残り二巻かー。マジ、ここからどう盛り上げるんですかね?

[ 2018.04.28 ]

東龍乃助作品の感想