好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2018年4月


2018 4 2

小学館 ガガガ文庫
妹さえいればいい。9 /平坂読

とうとうキタぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!

そゆわけで、シリーズ9冊目は、京が就職に悩み、また、妹的なキャラが増えたことにより、千尋もまた悩むという展開。京に関しては、もう何年も前に社会人になってる立場で読むと、就職に悩む展開ほどつまらないものはないんだよなー。いや、結局、そんなに悩んでも就職後に振り替えると大したことないじゃないですか。<をい。

千尋に関しては、先にぷりけつ先生とのイラストが目に入ってしまったので期待してたのに、がっかりだ。<をい。……妹的なライバルキャラとして登場してきた撫子ちゃんは、今後も登場するのかしらん? そして、『妹のすべて』のアニメ化の話もひと段落で、物語は、そろそろクライマックスかしら?

[ 妹さえいればいい。 ]


2018 4 6

主婦と生活社 PASH!ブックス
神統記 /谷舞司

小説家になろう」で楽しく読んでる小説が書籍化っ!! 早速購入して読みなおしたっ!! いやぁ、書籍化に伴い挿絵がつくわけだけど、この萌え系ではない挿絵も作品のイメージに合っていて良いよね。……表紙や巻頭のカラーイラストはいまいちで、もうちょっと頑張れなかったものかと、思わなくはないんだけど。<をい。まあ、コミカライズも同時スタートだっ!!

内容は、食糧も少なく亜人の襲撃に怯える辺土の村に住む少年を描いたダークファンタジー。人の死が近いシリアスなテイストと、似非ヨーロッパ風ではない独特の世界観は、他のなろう系の作品とは一線を隔していて、ほんと素晴らしい。この1巻は、いつも腹を減らしているような一般的な少年だった主人公が、瀕死の状態から神の加護を得、加護を得たことを隠しながらも村の中で頭角を現していく、というもの。一応、異世界転生で俺TUEEEEEなんだけど、やっぱり、他のなろう系作品とは、テイストがかなり違うんだよな。書籍化後も順調にWeb上の更新も続いているけれど、Webも書籍も、きちんと最後まで続いてほしいよなー。

[ 神統記 ]


2018 4 9

KADOKAWA MF文庫J
変態王子と笑わない猫。12 /さがら総

シリーズ最終巻。エピローグ的な一冊ということだけど、それをこう仕上げてくるとは、やっぱり、さがら総の筆力は凄いわ。……月子ちゃんに関する不穏な雰囲気は、もう少し抑え目でもよかった気はするけど(^^;。

“もう一度、みんなと笑うために”。いやー、前回で月子と再会して綺麗に終わったと思っていたのだけど、さらに、あーちゃんをはじめとした他のキャラとも、再び出会いからやり直すとかね。なるほど、完璧なハッピーエンドにするには、確かに、ここまでやらねばならぬ。11巻までの物語を振り返りつつ、幸せになったみんなを描きながら、さらにその幸せの先を感じさせるハッピーエンド。うん、素晴らしい。

そいえば、さがら総の文章回しも相変わらず上手いと思うのだけど、ただ、いつもよりも時事ネタが少ないような気がするのは気のせい? や、内容自体は前巻から決まっていたハズなのに、この最終巻の刊行までに時間がかかってるし、時事ネタとか入れにくかったのかもしれないけれど。

[ 変態王子と笑わない猫。 ]


2018 4 12

KADOKAWA 電撃文庫
魔法科高校の劣等生(25) エスケープ編<下> /佐島勤

達也が強すぎるので、直接的な武力ではなく、政治力とか絡め手で攻めてきたのがディオーネー計画だと思ったのだけど、すでに、フェードアウト寸前です(笑)。……なんか、山場もなく敵が消えていくのだけど、作者の人はなにをやりたいんだ?(^^;。

今巻は、十三使徒ベゾブラゾフの攻撃で倒れた水波。水波を心配する光宣は……。と、光宣を達也のライバルに仕立てていく展開なのだけど、せっかくパワーアップイベントを用意したり、達也を超えるような描写をしたりしてたのに、直接対決すると、結局、達也が手加減する展開になるのは何故なのか(笑)。最終的に達也が勝つにしても、もうちょっと、光宣を強敵に設定してもよかったのではないだろうか? あと、リーナ側の展開は、前巻から仕込んでたにもかかわらず、あまりにご都合主義的すぎるだろー。

次回予告を見ると、次は、迫りくるパラサイトと、その親玉の光宣との戦いとなりそうだけど、うーん、達也が無双するのが楽しい作品とはいえ、やっぱ、ラスボスの光宣はもちょっと強敵にしてもよかったんじゃないかなー。

[ 魔法科高校の劣等生 ]


2018 4 17

更新を楽しみにしていた『察知されない最強職《ルール・ブレイカー》』が書籍化決定っ!! せっかくなので、『察知されない最強職』をはじめとして、最近読んでたおススメの「小説家になろう」の作品を紹介していきます。一応、過去に紹介した作品と書籍版で読んでる作品は除いて。過去のおすすめ記事は以下の通り。

今回の紹介も含めて改めてみると、……俺、無能から俺TUEEEEEEする展開が好きなんだな(^^;。

察知されない最強職《ルール・ブレイカー》

とにかく導入が素晴らしい。いや、なろう系の作品って、導入がいまいちなのが多いのだけど、この作品は「生まれ変わりたいなら、1時間以内にある人物を殺せ」ですよ。キャッチーな導入が凄いよね。作者はライトノベル作家の三上康明、さすが、プロ作家という感じ。連載開始10日で書籍化のオファーが来たらしい のだけど、この導入なら納得ですよっ!!

まあ、冒頭が終わると、冒険者になったり学園に通ったり、良くも悪くも異世界転生・転移のテンプレ展開。そこから、最新の第五章になると、チートスキルを活かして世界各国を裏から操るような展開になり、それがまた断然におもしろくなってます。

人喰い転移者の異世界復讐譚 ~無能はスキル『捕食』で成り上がる~

とかく残虐なシーンや展開が多く、若い読者は卒倒するんじゃねーか?<をい なろう系がヌルいと感じてる方に、おすすめしたい作品です。

内容は、クラス丸ごと召喚されるパターン。凄惨なイジメにあっていた主人公が、授かったスキルでクラスメイトに復讐していく展開なのだけど、その主人公の能力がリアルに捕食するというもので、このグロさがすげーセンスある。イジメシーンといい、復讐シーンといい、ひたすら生産で残酷な展開が続くのよ。出てくる登場人物も、みんな歪んで病んでいるのも凄い。

物語はちょうど100話で完結済み。残念ながら書籍化はされていない模様。

無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~

女神により授けられる“職業”により能力が決まる世界で、最弱の“無職”にも関わらず、周りを圧倒していく少年の物語。無能が俺TUEEEEEするパターンだと、迫害されたり差別があったりわりとシリアスな作品が多いのだけど、これは、コミカルなテイスト。相手をボコっては「これで《無職》のはずがない」というのを繰り返す展開で、それがめちゃくちゃおもしろい。

更新頻度も高く連載中ですが、書籍化はされていない模様。

出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした

これも無能が俺TUEEEEEするパターン。いや、どちらかというと、元英雄が能力を隠して田舎でスローライフをしようとして失敗するパターンといったほうがいい気もするけど。実家を追放されるのだけど、主人公としては、むしろ願ったりで悲壮感とかそういうものはなかったりする。むしろ、生命を顧みず覚悟の上で行動する父親に対して、軽い気持ちで邪魔をすることになる主人公が酷い(笑)。

物語は当初想定された結末を迎え、今は、新しい展開が始まったところ。って、綺麗に終わってたところなので、この後、どうするつもりなんだろ?

戦慄の魔術師と五帝獣

これも無能が俺TUEEEEEするパターン。無能のため実の親兄弟から殺されそうになり、絶望の先で真の力に目覚める展開。親兄弟との愛憎を軸に物語は進み、これぞ無能主人公モノの王道、正統派。ただ途中から、家族との軋轢や葛藤ではなく、魔王との軸が移っていき、仕方ない面はあるとはいえ、ちょっと残念。てか、作者の人が、新シリーズを書き始めてから、更新ストップしてるんですけど(^^;。宝島社から単行本で4巻まで出てるみたいなのだけど、続きは出るのか、これ?

[ 最近読んでおもしろかった「小説家になろう」の作品(2018年4月) ]