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エンターブレイン ファミ通文庫
覇剣の皇姫アルティーナV /むらさきゆきや -
バスティアンはどうしたっっっ!! や、何事もなくレジスとアルティーナの話に戻ってきてるのだけど、これなら、主人公の違う4巻はナンバリングを外すなり明確に番外編として欲しかったなぁ。ストーリー構成的にちょっと不満。
それはともかく、いよいよハイブリタニアとの全面戦争。レジスとアルティーナ、二人のいるバイルシュミット辺境連隊は、まずは支援的な立ち位置での小手調べ、レジスと敵参謀オズワルドの顔合わせという内容だったけれど、いやぁ、定石とはいえ、策が受け入れられず劣勢に陥る帝国軍の中で、ぎりぎりで立て直すレジスが面白い。ラストのデュカースとのやりとりが、いかにもレジスらしくて、楽しい楽しい。や、皇位継承の有力候補のわりに、いまいち軍隊内での発言力が弱いアルティーナの立ち位置には、微妙にもやもやするけど。今回の活躍で、次は、レジスとアルティーナが、帝国の主力を張ることになうのかしら? レジスがいうとおりに単純に進んだら、それはそれであれだけど、楽しみすぎるっ!!
[ 2014.03.10 ]