好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVIII /宇野朴人

第二部スタート。第一部ラストの出来が酷かったので、この第二部がどうなるか心配してたのだけど、うん、序盤の展開は上々。「時は流れた」というのは、第二部スタートとしては、まあ、お約束ではあるのだけど、キオカと帝国のその後の状況を端的に説明しつつ、ラストに爆弾をぶち込んでくる展開は、素晴らしいわ。ラストのアレは、ここでこのフラグを使うかーって話だけど、まあ、彼が復活するには、それぐらいの追い込みがないと物足りないかなー。

しかし、殿下はともかく、イクタの状況は、ちとビックリ。トルウェイみたいな感じになるもんかと思ってたよ。でも、この状況は、当面は山場が続いて盛り上がりそうだけど、そこを乗り越えたら、わりとすべてが改善して、その後のストーリー上の問題設定に困りそうな予感。まあ、それを見越して、キオカ側のジャン&アナライにも、焦点を移してく感じなのかしらん。

[ 2015.10.12 ]