好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2015年10月


2015 10 6

徳間書店 TOKUMA NOVELS
ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白銀の挽歌 /若木未生

前巻はその前の巻から7年かかったけれど、今回は、4年で出たか。90年代のライトノベルを代表する作品だけど、スタートから25年経っての新刊も、当時のテイストのまま、きちんと往年の『オーラバ』に負けず劣らず面白いのが凄いっ!! ……ただ、あとがきを読むと、ちゃんと最期まで出版されるのか、すごく不安なんですけど(^^;。

あとがきによれば、既刊の再刊行分が、売り上げ不足で打ち切りですか。仮にも、当時あれだけ人気があった作品が、当時の読者の思い出需要も、新規読者の掘り起こしもできずに即死とか、せちがらい世の中だ。この続編も、きちんと打ち切りライン以上に売れてるんだろうか? 次が最終章、あと数巻で終わるはずなので、なんとかラストまで続いてほしいなぁん。

で、今回は、里見十九郎編、完結。読み終わってみると、あっけなく終わった感じがなくもないけど、相変わらず、不器用でぼろぼろになりながら、それでも前に進む十九郎を取り巻く仲間たちが鬼気迫るな。みんなぼろぼろの中、冴子の覚悟が凛としてステキ。そして、忍様含めてギリギリの戦いを演じる術者の中で、便利に能力を使いまくる亮介は、いよいよ神にでもなるんだろうか。そして、神原さんが蚊帳の外だー。

しかし、シリーズ開始時には、携帯電話もインターネットも普及してなかったのに、この最新刊では、ふつうに携帯電話やネット配信とかが出てきて、そこ、時代に合わせる必要があるんだろうか。正直、違和感あるよなー。完結までまだ10数年かかるとして、その頃、どんな時代になっているか、わかったもんじゃないぞ。

[ ハイスクール・オーラバスター ]


[TVA]『デレマス』#24。何度も見返してるのだけど、ほんとマジ泣ける。23話の未央、凛、卯月の公園のシーンも泣けたけど、今回のプロデューサーとの会話から舞台に立つまでの流れ、そして、「S(mile)ING!」を歌う卯月の表情が、そして演出が、超絶素晴らしいっ!! すべて、このシーンを描くためにあるような1話からの構成と、この歌の歌詞も、ほんと素晴らしいな。

[Game]『デレステ』。「アタシポンコツアンドロイド」のイベントは、結局、安倍菜々を入手できるラインまで、到達できなかった模様orz。

電撃 - 『天鏡のアルデラミン』アニメ化が発表! ティザービジュアルが公開
既定路線と思われていた『天鏡のアルデラミン』のアニメ化が、いよいよ発表。詳細はまだわからんな。


2015 10 11

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド19 ―暗黒星雲の引力― /川原礫

えっと、つまり、キリトが製作者で、アリスが最期の封印??

まあ、本当に、そこまで『SAO』と絡んでくるのかはわからんけれど、それはともかく、いよいよ、白のレギオン≪オシラトリ・ユニヴァース≫との対決直前。前の巻では、いきなり横道に逸れて、「ストーリー構成として、それはどうよ?」と思わざるをえなかったけど、いやー、今回は、いかにも最終決戦前夜という感じで、いいねー。まさか、ニコとかそうくるかー。ほかの戦友たちも、この流れは、正直、考えてなかったわ。マジに最終決戦という感じで盛り上がるわー。そして、メタトロンがやっぱめちゃ可愛いのだけど、出番の多さといい、その立ち位置といい、どう考えてもメインヒロインだぞ。むしろ、姉との対決という、本来、いちばんの活躍どころの黒雪姫が、にもかかわらず、影が薄くて薄くて、ちと心配になるレベルだ。ただでさえ、ハルユキのハーレム化が酷いことになってるのに(笑)。

次巻は、いよいよ加速研究会との最終決戦だと思うのだけど、あとがき読むと、ん?今度の新作アニメーションは、今の≪白のレギオン編≫の先なのか。ということは、次の決戦では、さすがに決着はつかないということなのかしらん? それとも、加速研究会絡みのイベントは、アニメではバッサリ無視する方向なのかしらん?

[ アクセル・ワールド ]


今秋のアニメでは [TVA]『学戦都市アスタリスク』が、わりと好みです。原作は読んでないけど。

KADOKAWA × はてな「新・小説投稿サイト」今冬リリース!
まさかのKADOKAWAとはてなのコラボっ!! まさかのKADOKAWAによる小説投稿サイトの開設っ!! ふつうに考えたら、「小説家になろう」の買収とか、資本協力とかやりそうなもんだけど、自前で作るのかー。


2015 10 12

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVIII /宇野朴人

第二部スタート。第一部ラストの出来が酷かったので、この第二部がどうなるか心配してたのだけど、うん、序盤の展開は上々。「時は流れた」というのは、第二部スタートとしては、まあ、お約束ではあるのだけど、キオカと帝国のその後の状況を端的に説明しつつ、ラストに爆弾をぶち込んでくる展開は、素晴らしいわ。ラストのアレは、ここでこのフラグを使うかーって話だけど、まあ、彼が復活するには、それぐらいの追い込みがないと物足りないかなー。

しかし、殿下はともかく、イクタの状況は、ちとビックリ。トルウェイみたいな感じになるもんかと思ってたよ。でも、この状況は、当面は山場が続いて盛り上がりそうだけど、そこを乗り越えたら、わりとすべてが改善して、その後のストーリー上の問題設定に困りそうな予感。まあ、それを見越して、キオカ側のジャン&アナライにも、焦点を移してく感じなのかしらん。

[ 天鏡のアルデラミン ]


2015 10 15

SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア5 /大森藤ノ

うわぁ、レフィーヤとベルの組み合わせが、かなりいい感じだなっ。レフィーヤ可愛い、マジ、ヒロイン。にもかかわらず、表紙イラストといい口絵といい、レフィーヤの扱いが酷いっ!! まともなイラストがないんですけど……。

そゆわけで、アイズ&レフィーヤ視点で描かれた外伝。もともとアイズ視点だった外伝ですが、いつの間にかレフィーヤ視点といったほうが正しいような内容になってるような。今回の時間軸は、本編5巻、ベルがはじめて中層18階に到達したときの話か。まあ、アイズorレフィーヤ視点であれば、今回は、そんなに大きな事件もなく、ほのぼのと終わるのかと思いきや、えっと、ベルくんは、いつの間にそんな戦闘をしてたんだ? さすがに、そこまでの冒険にもかかわらず本編に欠片も描写がないのはどうよ(笑)。

いつもの外伝であれば、可愛いアイズたんの話がメインになるのだけど、今回は、レフィーヤ可愛いという話ですねっ!! レフィーヤ視点でみると、うん、アイズは、むしろベルの姉的なポジションで、レフィーヤこそが恋人的なポジションとしてベストだと思う。本編見てると、ベルの恋人候補はたくさんいるけれど、ここはぜひとも、レフィーヤに恋人の座を獲得してほしいなー。圧倒的なヒロイン力だと思いますよ、レフィーヤ。

[ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ]


2015 10 18

[漫画]『修羅の門 第弐門(18) /川原正敏』(→Amazon)。完結。やはり、格マガはいいねぇ。泣ける。ラストバトルとなる海堂戦は、読むまでは、正直、描かないほうが綺麗でいいのではないか?と思ってたのだけど、きちんと期待を超える内容で仕立ててきたな。いや、シリーズ中でも屈指の名戦である、徹心戦、イグナシオ戦を、上回ってきた感で凄いわ。これぞ、神武館の理想の具現。凄かったっ!!

「俺TUEEE」の発生と変遷過程 - 最終防衛ライン3
ネトゲは詳しくないのだけど、なるほど、『ラグナロクオンライン』発祥だったのか。

美少女ゲームメーカー老舗「エルフ」ゲーム撤退示唆か
一方、いまだ現役のアリスソフトは凄いな。

「第1回ライトノベル・フロントライン大賞」発表!! | ライトノベル研究会
大賞『夏の終わりとリセット彼女』。未読も多くてアレだけど、正直、微妙なラインナップ。これだと、肝心の書籍のほうも微妙にしか思えず、企画として失敗してる感。

ラノベ編集に転職したんだが担当作品がアニメ化になった件について(最近のラノベ(笑)的、長文タイトル) - 平和の温故知新@はてな
平和さん企画で『灰と幻想のグリムガル』がアニメ化。や、別に、事前バレしてもいいんじゃね(^^;。


2015 10 26

KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
織田信奈の野望 安土日記1 本能寺茶会騒動録 /春日みかげ

うーん、元ネタを知らない『織田信奈の野望』は、いまいちおもしろくない。荒木村重とか知らんがな。や、『軍師官兵衛』の大河ドラマで活躍してたっぽいけれど。……調べてみると、きちんと史実をなぞった展開みたいなんだけど。

そゆわけで、「安土日記」は、『ドラゴンマガジン』連載の連作短編を纏めたもの。内容は、荒木村重の謀反の史実をメインに、相良妹軍団、あとは、『姫狐の召使い』から朧月夜が登場するような話。荒木村重はともかく相良妹軍団の4人は愉快。石田三成、大谷吉継、福島正則、加藤清正、さすがは有名な武将たちだけあって、個性的すぎるキャラにしてきたな。朧月夜は、うーん、わざわざ別シリーズからキャラを持ってこなくても。いや、『姫狐の召使い』は、3巻で切って、最終巻、読んでないですし……。

一冊で綺麗に纏まっているんだけどタイトルには“1”とあって、2巻以降は、史実のどこら辺をやるつもりなんだ? や、本編含めて、織田包囲網の危機的状況のはずなのに、どうにものんびり展開してるだけのようにしかみえないんで、さっさと本編進めてほしいんだけどなぁ。

[ 織田信奈の野望 ]


[Game]『デレステ』の「Nation Blue」のイベントは、150,000~200,000位ぐらいで、100,000位以内に入るのは、まったくぜんぜん無理っぽいのだけど、どういうことですかね? ……や、ハイスコアランキングなんかは 300,000位ぐらいなので実力的には順当だと思うのだけど、それにしても、アクティブユーザーって何人いるんだよ。


2015 10 31

来月の新刊チェック。ラノベの杜 から。
  • 11/10 [文庫] 魔法科高校の劣等生(18) 師族会議編<中> /佐島勤
  • 11/10 [文庫] 新約 とある魔術の禁書目録(14) /鎌池和馬
  • 11/20 [文庫] ゲーマーズ!(3) 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム /葵せきな
  • 11/25 [文庫] エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~(3) /東龍乃助
  • 11/25 [文庫] 疾走れ、撃て!(11) /神野オキナ
  • 11/25 [文庫] ボクも世界も死にたくないのに すまない。我のうっかりで、汝が… /八薙玉造
  • 11/30 [文庫] 覇剣の皇姫アルティーナX /むらさきゆきや
昨年中に出ると予告されてた『疾走れ、撃て!』の新刊が、やっと発売か。残り二冊の予定だったハズだけど、この調子でラストまで出るのかしらん?