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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> /佐島勤 -
すげええええええええぇぇぇぇぇっっっ!! 今までも、第一高校の生徒だけで、楽に他国を征服できるんじゃないか? と思ってたんだけど、そんな予想もはるかに超えて、達也が強すぎるっ。なにこの化け物。……イメージ的に言うと、『ドラゴンボール』のはじめの頃に、いきなりスーパーサイヤ人が出てきたような感じなのだけど、えっと、もし、戦闘で達也のライバル出てきたら、神龍いないし、ふつーに地球滅びるよね? や、能力的には、達也が神龍の代わりも担うという、恐ろしい展開もありうるわけだけど。
前々からパワーバランスはおかしいと思ってたのだけど、そんなことを考えるのがアホらしいほどの強さだよな。実際、今回は、大亜連合軍が横浜を強襲するという展開だったのだけど、高校生たちが強すぎて、一方的すぎる。その上での達也のアレは、あの世界の中で、なぜ日本が独立魔装大隊が、世界を従えていないのか、わけがわからない。『魔法科高校の劣等生』の世界って、現在日本のような平和な世界ではなく、あくまで一時的に戦闘が中断しているだけの戦時下なハズだけど、その状態で、これだけの軍事力と戦力差があって、引き金を引かない理由はないよな。実際、今回は、そうしたわけだし。いや、達也は別格だとしても、十師族の描かれ方をみるに、他国が日本に伍するだけの軍事力があるとは、ちょっと思えない。すでに、四葉が裏で支配しているとか、そういう理由があるならわかるんだけど。
いやほんと、これで、敵役として達也と同じクラスの化け物が出てきたら、簡単に世界が滅ぶと思うのだけど、どうするんだろ?
[ 2012.09.10 ]