好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンII /宇野朴人

うわぁ~、容赦ないなぁ~~。正直、都合よく楽勝的に勝利して、もっと軽いノリで戦争を描いていくのかと思っていたのだけど、きちんと戦争の過酷で残酷な面も描いていくのんね。うわー、身内も死ぬ可能性のあるような展開だとすると、ハロ死ぬな、絶対死ぬに違いない。<をい

そゆわけで、大人気のファンタジー戦記の第二弾。イクタたち新人尉官率いる訓練部隊は、経験をつむために比較的平穏な北域鎮台へ。しかし、その北域では、今まさに、内戦が勃発しようとしていた……。という感じで、アホな上官のせいで、内戦勃発、北域方面部隊壊滅の危機、そこをイクタたち訓練部隊が機転を働かせて打開していく、という展開なのだけど、うわぁ~、思った以上に過酷な展開で、すげぇ。きちんと戦争の暗黒面を描いてくるとは。や、最近のラノベの風潮では、なんでも解決できるやたら強い主人公が目立ってる風だったけど、『アルデラミン』は、これだけイクタを天才という感じに描いていながら、必ずしも、万能という扱いではないのんな。そして、絶望的なラストの展開。なんか、どんどん人が死にそうだけど、これ、大丈夫かぁ~?

[ 2013.09.22 ]