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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIV /宇野朴人 -
まさかのマシューに、春が来たっ!! いきなりマシュー回になって、一方、ヤトリとかは半分空気になってる予感。まー、この作品だと、マシューの相手役になりそうなぽるみんも、いきなり死亡とかいう展開もありそうだけど。いや、むしろ、そうすべきだよな。<をい
というわけで、斜陽の帝国で、常怠常勝の智将と呼ばれることになるイクタと、最後の皇女となるシャミーユを描いたファンタジー戦記の第四巻。今回は、マシューの故郷での内政モード&海軍支援みたいな話で、なんかマシュー大活躍!? いや、やっぱ活躍してるのはイクタな気がするけど。や、イクタ、体力はない設定だと思ったんだけど、鬼ごっことかでの活躍はさすがに無理があるような(^^;。……しかし、マシューの親も軍の中間派と目される大佐か。騎士団の親たち、ハロ以外は偉い人ばかりで、こいつらふつーにサラブレッドの集まりなんだなぁ。
それにしても、やたら腐ってる腐ってる言われていたカトヴァーナ帝国だけど、内政を見る限り、ぜんぜん建て直し可能にみえるんですが。ふつーに勧善懲悪が成り立つ、悪事が露見すれば裁かれる機能がきちんと維持されてるのんな。てか、実力組織である軍部が、むちゃくちゃ健全ですし。いや、これって、シャミーユが皇帝になるか、悪くても軍がクーデターを起こせばいいだけのように思うのだけど、シャミーユは何故そこまで思いつめてるんだ? 実は、キオカにマインドコントロールされているだけで、イクタがそれを救っていく展開だったら凄いけど。
[ 2013.10.06 ]