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KADOKAWA 電撃文庫
創約 とある魔術の禁書目録(6) /鎌池和馬 -
いやいやいやいや、いまさら当麻を“普通の高校生”扱いするの、無理がありすぎだろ。パワーインフレも酷くて、今回の登場する超絶者たちは“個人で魔術サイド全体に匹敵する力を持つ”という説明なんだけど、いやいやいやいや、弱小秘密結社にしか見えない魔術師の集まりなのに、さすがにそれは盛り過ぎだ。“個人で魔術サイド全体に匹敵する力を持つ”と言いつつさっぱりそう見えないのがほんと最悪に最悪。あんまりに説得力がなさすぎるのだけど、このままこんな調子で続けるの? ここまでしないと続けられないなら、素直にシリーズ完結した方が良くない?
いやー、普通の高校生扱いしないとストーリーメイクしづらいのはわかるんだけど、結局、本気を出したらあっという間だし、この巻一冊、マジくだらない。ゴミ。そもそも、俺は、食蜂と美琴目当てで読んでるんだよ。『禁書』なんて、食蜂と美琴がどつき漫才しながら、たまに一方通行とラストオーダーが登場して来ればそれでいいんだよ。なんで、意味のない強敵設定の敵とか出してくるかね。もう、がっかりだなー。
[ 2022.05.23 ]