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一迅社 一迅社文庫
文芸部発マイソロジー /早矢塚かつや -
ゴミ。いや、程度の低い中二病全開なゴミのような内容が、意図的なのはわかるんだけど、それで、読者のメリットになるの? 作者が書いてて楽しいだけの読者不在な内容が、どうして売り物として市場に出ちゃったのか、わけがわかりません。
中二病な作品を非難されたことをきっかけに、文芸部を飛び出して新たに作った第二文芸部で、思いっきり中二病でオナニー全開の合作を作り始める……。という感じで、最初の頃は学園ラブコメかしらんと読み進めていたら、中二病でオナニー全開の神話世界の話がストーリーの中心になっていくという。いや、その神話世界の話が面白いんだったら、それはそれでいいんだけど、設定どおり、中二病でオナニー全開の程度の低いストーリーって、それ、作者は面白いかもしれないけれど、読者にはそれほど面白くないからっ!! ……こういう作品のセオリーで言ったら、作中作は、中二病で酷い作品といいつつ、きちんと読める内容に仕立てた上で、第二文学部の日常パートもしっかり作り込むべきじゃないの? 中二病でオナニーという設定を免罪符に、作者が好き勝手してるだけの作品なんて、ダメだろ~~。
[ 2009.05.25 ]