-
KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
スレイヤーズ(1) /神坂一 -
Kindleで 全巻セットが大安売り だったので買ってみたり。
『スレイヤーズ』ってライトノベルではビッグタイトルだけど、私的には、20年近く前に当時の最新刊までまとめて読んで、そのあと、何巻かは追ってたものの、結局、途中で読まなくなっちゃってたのよね。って、当時読んでた頃の日記 が残ってた(汗;。うん、恋愛要素がなくて物足りない、というのは、20年後の今読んでも、まったく同じ感想だ。
で、久しぶりに読んでみて、まずは、リナ一人称形式ってのがインパクト強いわ。そして、驚くほどさくさく読める読みやすさ。リナ一人称とこの軽いノリがすごく読みやすくしてるのんね。内容的には、今のライトノベルよりもターゲットの年齢層は低いように思うのだけど、その割に、生理とかレイプとか、ネタがどぎついなぁ。あと、リナって、こんなに弱かったっけ? 今でいう俺THUEEEE系のキャラかと思っていたのだけど、むしろ敵に比べて圧倒的に弱く、主人公補正のおかげで運よく勝ってるという印象。どうにも勝ち方がご都合主義っぽくて、もう少しリナの能力値を上方修正しても、良かったんじゃないかと思うぐらい。
この一巻は、長編シリーズの一巻目というより新人賞受賞作らしく、一冊で綺麗に終わってるのんね。綺麗に纏まってるけど、わりと粗削りな感じ。ああ、あの竜破斬も使わず、いきなり重破斬で赤眼の魔王の7分の1を倒してるんですけど(^^;。リナ、ガウリイ、ゼルガディスというキャラは印象に残って覚えていたのだけど、ストーリーのほうは、かなり忘れてるなー。
[ 2015.11.01 ]