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メディアファクトリー MF文庫J
図書館迷宮と断章の姫君 /おかざき登 -
ゴミ。一言でこの作品を表せば、おかざき登版のWizardry小説なのだけど、おかざき登の優しい作風と、死と隣り合わせの迷宮探索のシリアスな緊張感と、さらに、MF文庫Jらしい萌え重視な作りの、その組み合わせがもう最悪。とにかく、それぞれの魅力を殺しまくっている件。ここまで酷い組み合わせは、企画の時点で潰してしかるべきだと思うのだけど、編集者はなにをやってるんだ?
というわけで、おかざき登の新シリーズは、魔道書が人化して戦う迷宮探索モノ。えっと、デモンベイン? ……いや、シリアスな背景と戦闘と、萌え系の展開が、とことんおかざき登の作風とあってなくて、酷い酷い。設定もごちゃごちゃとして無駄が多く、すまん、全く良いところがない。
[ 2010.03.31 ]