2007年秋のライトノベル新人作品
9月~11月にデビューした新人作品(第3回MF文庫Jライトノベル新人賞/第6回スーパーダッシュ小説新人賞/第19回ファンタジア長編小説大賞)の感想を纏めてみました。私が絶賛した『鉄球姫エミリー(→感想)』『アストロノト!(→感想)』は、かなり好き嫌いが分かれてる予感。あと、私は“ゴミ”扱いした『ヒトカケラ(→感想)』がむちゃくちゃ評判いいんですが(汗;。見て回った限り、『ヒトカケラ』がいちばん評判が良さそうに感じました。
MF文庫J(第3回MF文庫Jライトノベル新人賞)
- ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全 /比嘉智康 (優秀賞) →感想リンク
- くっつきそうでくっつかない、くっつけない絶妙なラブコメ加減を味わいたい人には是非オススメしたい (上下の青い無限)
- 笑えるだけでなく、他にもいろいろと楽しませてくれる (M&L日記)
- シリアスな戦闘シーンもありで、ほのぼのと殺伐が妙な具合に入り混じった妙味ある読後感 (Alles ist im Wandel)
- なにより平凡な男子中学生の視点が雰囲気出ていて◎ (Shamrock’s Cafe)
- アストロノト! /赤松中学 (優秀賞) →感想リンク
- 安心して楽しめるエンターテイメント (読書の羅針盤 ~ JV44の日記)
- 夢と情熱とラヴ。ちょっと意外なほどに楽しくて出来のいい作品 (上下の青い無限)
- 月へ行くというSF風味なお話なのに、ラブストーリーのための宇宙だったというのが、しっくりこない (booklines.net)
- ギリギリ物語として壊れては無いが色んなモノというか願望を詰め込み過ぎ (gobbledygook@book - bookグループ)
- 地を駆ける虹 /七位連一 (佳作) →感想リンク
- ファンタジー小説としてみると、0点。良いところなし (うぱ日記)
- ストーリーはイヤボーンなどのお約束に則りつつ、キャラクター配置がかなり特殊になっていて面白い (ウォーターバード::Reading LightNovels)
- 世界観やエレメントの設定は面白かったけど、主人公が気に入らなかった時点で微妙 (まあいいか。)
- 悲劇の主人公みたいな感傷に浸ってるのが厨二病っぽくて気持ち悪い (ラノベ365日)
- 魔女ルミカの赤い糸 /田口一 (佳作) →感想リンク
- ラブコメとしては楽しめるのですが、この物語全てをこれで乗り切るには一押し足らない (M&L日記)
- 足舐めとか足舐めとか足舐めシーンは素晴らしいの一言 (上下の青い無限)
- 全体的に漂う怪しげな雰囲気が結構良かったんですが...終盤がちょっぴり超展開 (まあいいか。)
- しかしそれにしても……なんかエロス描写がやたら生々しいな (Alles ist im Wandel)
- MFJのいつものツンデレかぁと思っていたら、意外に純愛、いい感じに読みを外された (読書の羅針盤 ~ JV44の日記)
- ヒトカケラ /星家なこ (佳作) →感想リンク
- 独特な雰囲気のラブストーリーでした。意外と面白かったな (随想)
- トリッキーな構成と優しい独白形式の文章がいい感じに噛み合って切ない恋愛青春譚を演出しています (上下の青い無限)
- これは良かった。少し寂しくて哀しくて、優しい気持ちになれるお話 (Alles ist im Wandel)
- まったりと、それでいて透明感漂う雰囲気が伝わってくる物語でした。オススメ (booklines.net)
- エロゲというか泣きゲー系の文法に終始した感じだな。キャラクタが薄くてどうしようもない (gobbledygook@book - bookグループ)
スーパーダッシュ文庫(第6回スーパーダッシュ小説新人賞)
- 鉄球姫エミリー /八薙玉造 (大賞) →感想リンク
- 前半と後半のギャップの差についていけなかった (良作時々地雷)
- 読者受けしそうな設定と絵柄を裏切る血みどろ戦闘系。なかなかえぐい (玲朧月の気分次第で何か書/描こう)
- 男の股間を睨み付けて竦み上がらせるという、口汚い王女様が素敵すぎた (うぱ日記)
- アクション大好き、下ネタを含め下品なのもドンと来い!という人にはオススメ (いつも月夜に本と酒)
- グロくてバイオレンスな展開が苦手な人は拒否反応を示しそう (今日もだらだら、読書日記。)
- 警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび /横山忠 (佳作) →感想リンク
- チルビィ先生のキャラクターと、神機・魔機を使った異能バトル風の戦闘シーンが好きな人ならまず問題なく楽しめる (上下の青い無限)
- 文章はあんまりうまくないけれど、バトルシーンは迫力があって良く描かれていた (淡々と綴るツンドク日記)
- 全体的にアンバランスか。もう少しチルビィのキャラクタを固定した方がまともになりそう (gobbledygook@book - bookグループ)
- 面白かった.倣岸で無敵なチビッコ先生のチルビィが楽しい (十七段雑記)
- ガン×スクール=パラダイス! /穂邑正裕 (佳作) →感想リンク
- 描写などに少しパワー不足な感がありますが、怒濤の展開に息つく間もなく楽しませてもらえる作品 (上下の青い無限)
- 妙に軽いノリで執拗に繰り返される暴力行為の数々がどうにも肌に合わなくて、ちょっと個人的に駄目 (今日もだらだら、読書日記。)
- 銃撃戦映画への愛がパンパンに詰まってる (少年少女科学倶楽部)
- これは酷い。つか、有り得ないクオリティ (gobbledygook@book - bookグループ)
- お世辞にも文章が上手いとは言えないんだけど、キラリと光るものがある (ウォーターバード::Reading LightNovels)
富士見ファンタジア文庫(第19回ファンタジア長編小説大賞)
- 量産型はダテじゃない! /柳実冬貴 (準入選) →感想リンク
- いろいろと、ご都合すぎるところもあるんですが、気持ちだけは負けない物語 (booklines.net)
- ご都合主義満載だけど少年漫画チックで気持ちの良いラノベ (人生平々凡々)
- 気合いと根性で困難を乗り越える熱血ぶりがとにかく楽しい (上下の青い無限)
- 気合と根性だけで乗り切っていくようなノリが激しくツボ (今日もだらだら、読書日記。)
- 沙の園に唄って /手島史詞 (佳作) →感想リンク
- 哀しくもありましたが、美しくもある結末が素敵 (booklines.net)
- つまるところ中堅の域を出るには何もかもが足りない (上下の青い無限)
- 良いところと悪いところが同居する佳作らしい作品 (いつも月夜に本と酒)
- ひとつひとつのパーツで見れば興味を惹かれるのに、上手くかみ合ってない (西の風のすむところ)
[ 2007.12.08 ]