-
KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
織田信奈の野望 全国版22 /春日みかげ -
大団円。きちんと伏線を回収した、綺麗でオーソドックスな最終巻。予想していたよりもかなり良かったです。いや、富士見ファンタジア文庫に移籍してからはゴミみたいな内容が多かったので、正直、ラストも期待してなかったのよ。<をい
まあ、史実と全く違う歴史になってるのに、ここにきて「歴史の修復力」を強調するのはギャグとしか思えないし、「等価交換の法則」も取って付けた感が強いし、後半のキーマンだったガスパールは結局いなくてもよかったんじゃね?と思わざるを得ないし、なんやかんやで不満は多いか。あと、義陽も、うーん……。
『織田信奈の野望』は、結局、GA文庫の頃は、アニメ化するほどの大傑作であるのは間違いないのだけど、富士見ファンタジア文庫に移籍してからは、商業レベルに達してないどころか、小学生の作文と同レベルのゴミでしかないのよ。出版社移籍でいったい何が起きたの!? とにかく、書きたいシーンをなにも考えずに書くだけ書いて、それを推敲もせず手直しもせずにそのまま出版するの、止めろ。シーンの要不要をまったく意識せずに書いてるので、無駄なシーンが多い一方、必要な描写が全然足りない。富士見ファンタジア文庫に移籍してからは、もう、ずっとそう。いや、あの傑作をここまで酷い状態のまま出版し続けるとか、どんだけ富士見ファンタジア文庫の編集部は無能なんだよ。こんなん出版するなら、富士見ファンタジア文庫は潰れていいよ、マジで。
[ 2019.09.02 ]