2024年 7月 1日
-
SBクリエイティブ GA文庫
◆ りゅうおうのおしごと! (19) /白鳥士郎 -
その「あとがき」の後に、あの「感想戦」はひでぇ(笑)。
やっぱ、『りゅうおうのおしごと!』は、すげーおもしろい。帯で"空銀子復活"と煽りながら結婚の話ばかりでどうなるんだ?と思いながら読んでいたのだけど、うわー、そうくるかー。これは泣けるわ。
まあ、銀子よりも、なんといっても あいちゃんか。正直、あいの行動は、ちょっと無理やり感があって物語の出来としてもイマイチだと思うんだけど、それでも、やっぱ泣けるなぁ。そして、そんなあいを支える天衣やたまよん先生もいいなぁ。燎は、……構成も無理やりで描写も足りず、描き方が雑じゃね?
何はともあれ、盤外編を挟んで次でラストか。ここ最近の巻は作り込みの雑な部分が目立って不安なのだけど、期待しつつ、やっぱ不安が大きいなー。
[ りゅうおうのおしごと! ]
2024年 7月 22日
-
KADOKAWA 電撃文庫
◆ ブギーポップ・パズルド 最強は堕落と矛盾を嘲笑う /上遠野浩平 -
うわぁぁぁぁぁぁ、26年続くブギーポップシリーズの中でも屈指におもしろい1冊でした。そうだよなぁ、最強のフォルテッシモさんだもんなぁ。フォルテッシモさんメインとか、どんだけ贅沢な物語だよ。素晴らしいっ。
そういうわけで、今回は、フォルテッシモさんメイン回。フォルテッシモが力を奪われ、そして、その力の秘密に迫るという話。フォルテッシモの力の秘密、そうきたかー。もうゾクゾクするね。
フォルテッシモ絡みなので、イナズマも登場するのだけど、やっぱ、イナズマさん好きだわ〜。ほんと、侍のような立ち振る舞いがかっこいいよね。そして、なぜか世界の危機でずっと出まくってるブギーポップが愉快。ブギーポップがここまで姿を表してしゃべりまくってるのも、なかなか珍しいよね。笑える。さらに、統和機構の中枢がここまで右往左往してる様子を描いているのも、すげーな。
いやー、確かにブギーポップなのだけど、どこかブギーポップらしくない話で、すげーおもしろかった。正直、ファンサービスが過剰すぎると思う。26年目でこれをやるってのがすごいよなー。
[ ブギーポップ ]