やがて恋するヴィヴィ・レイン


小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 /犬村小六

――愛したひとと殺し合う定めだから。

やがて「災厄の魔王」と呼ばれることになる貧民街出身のルカと「悲劇の王女」と呼ばれることになる王女ファニア。この二人を中心に、脇を固めるミズキやアステルも、あからさまに泣かす気満々の設定で、うわぁ~、犬村小六らしい悲哀しか感じさせない展開すぎる。まあ、この1巻は、1冊かけてプロローグという感じで、後で泣かすための仕込みをガンガンしていくような趣き。ものすごく続きが楽しみな新シリーズ。

物語の冒頭は『ラピュタ』を思わせる典型的な落ちもの系の導入で地雷臭すら感じるのだけど、本番はルカが成長しファニアが登場してから。互いに魅かれながら、悲劇へ続くであろうフラグの数々は、これぞ『とある飛空士』シリーズの犬村小六という魅せ方で、マジに期待するしかない。まずは、王女様とルカのフラグを立てていくのだけど、これ、どう見てもハーレム的に凄い恋愛模様に発展させるつもりだよね。ヴィヴィ・レインの正体含めて、えげつない設定をぶっこみすぎだ。これは大期待するしかないっ!!

[ 2016.10.05 ]


小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 2 /犬村小六

皇帝の私生児ジェミニ、登場。ルカの子供の頃の兄貴分だったジェミニとの運命の再開、ジェミニの策略でルカが反体制派の首謀者に担ぎ出されるという展開なんだけど、うーん、犬村小六らしいあざとさが感じられず、むしろ行き当たりばったりな感じ。一巻の期待度に比べると、がっかり感が強いなー。

まあ、この二巻は、まだまだ、今後の物語に向けての仕込みという感じで、物語的に物足りないのは仕方ないか。早く、一巻を読んだときに期待した、ルカとファニアの悲劇とそれを乗り越える展開が読みたいのだけど<をい、むちゃくちゃ寄り道する気満々の構成だよな。そもそもアステルのカウントダウンまで残り7年もあるし、どんだけ長編シリーズを想定してるのよ。

[ 2017.02.04 ]


小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 3 /犬村小六

素晴らしい。不要なシーンをバッサリ切って進むこんな展開って、普通なかなか出来ないよなー。ウルキオラを脱出したルカたちが、再びガルメンディア王国に戻るまでの4年間を、非常にテンポよく描いた一冊。神聖リヴァノヴァ帝国に渡ったルカたちは、傭兵として名を馳せ、やがて帝国の中枢で活躍するようにと……。いやー、ファニアはもちろん、アステル、ミズキも影が薄く、ジェミニとルカの関係に焦点を置いた内容で、いったいどういう読者層に向けて書いてるんだ?<をい

そして、ラストの展開がまた凄いんだけど、うわー、どうなるんだ、これ!? いや、ここからファニアとルカが対決する未来にどう繋がるか、さっぱり見えないんですけどっ!!

[ 2017.08.15 ]


小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 4 /犬村小六

ちょっ(笑)。……って、なっ、なんだこの展開っっっ!!

ラストの展開については衝撃が強すぎて、いろいろ語りたい気もするのだけど、いや、続きを読むまでなにも言えんな。待て、次号!!

うん、前巻ラストの展開から、この巻は、どんだけファニアに取って悲惨なことになるかと思ったのだけど、むしろ、いろいろと拍子抜けする展開からのどんでん返しで、評価に困るというか良いも悪いも言いずらいのだけど、とりあえず言えるのは、作者の犬村小六は性格が悪すぎだろ!!<をい 性格が捻くれてないと、この展開は書けん(笑)。

しかし、アステルのカウンタも「549」。「ヴィヴィ・レイン」の謎も少しづつ見えてきているとはいえ、残り時間を考えると、わりと詰め込まないと収まらない気もするのだけど、とにかく、続きだ続きっ!!

[ 2017.10.30 ]


小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 5 /犬村小六

もっと切なく悲劇的な場面になるのかと思ったら、むしろ希望が感じられるような展開だなー。や、次回はミズキのターンですねっ!!!

革命を成功させ国の代表となったルカは、ファニアを取り戻すために独裁者となりジェミニ率いる神聖リヴァノヴァ帝国との戦いに挑む……。と、負けフラグを次々と立てながら決戦に挑むルカ、一方、アステルのカウンタも残りわずかと、いやー、フルスピードで崖に突っ込んでいくような展開で、「どんな悲劇的で泣けるシーンを見せてくれるんだ?」と思って読み進めていたのだけど、アレ?アレレ? なんか期待していた泣けるシーンはなくて、なんだか、物語の大きな転換点として描かれてるわけですがっ!! うーん、もっと絶望的で悲劇的な展開が良かったんだけどなー。

[ 2018.02.18 ]


小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 6 /犬村小六

……読みながら、何度も何度も泣きそうになった(T-T)。

次で最終巻ということで、一気に伏線を回収していく展開。ついにヴィヴィ・レインを見つけ、ヴィヴィにアステルを感じ、ファニアと合流し、それでも平行線で、もう、なにもかもが泣けてくる(T-T)。

「はじめまして。また会えたね」

帯にある煽りだけど、このシーンが最高に素晴らしい、もう感動の嵐ですわっっっ!!

ただ、次で終わりとはいえ、いろいろと展開が強引すぎるとは思ったりするんだけど(^^;。良くも悪くも怒涛の展開で、いろんな説明を詰め込みすぎっ!! そして、せっかくのミズキのターンかと思ったら、ミズキは性別を告白したとたんエロい服を着せらるぐらいで、ほとんど空気じゃないですか。ハーレム要因じゃなかったのー? ……それはともかく次は最終巻。どう決着つけるつもりなんだ?

[ 2018.09.18 ]