好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! - 2017年8月


2017 8 1

KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
始まりの魔法使い1 名前の時代 /石之宮カント

最高傑作級。ラストはめちゃくちゃ好みで感動する展開っっっ!! もう、ひたすら涙を流しながら読んだのですが、読み終えたあとにプロローグを読み直すと、これがまた泣ける(T-T)。もちろん、好みの物語というだけでなく、きちんとクオリティも高くて、これはおススメ。おススメすぐるっっっ!!

これも「好きラノ」で人気だったので購入。「カクヨム」発の異世界転生モノ。異世界転生モノの中での本作の特徴は、転生先が中世風ファンタジー世界ではなく原始時代という辺りでしょうか。まだ、文明らしい文明もない世界に転生した主人公が、魔法に出会い、それを一から解析し、やがて文明の礎を作っていく物語。その魔法の理を解析する道筋も面白いのだけど、やっぱりたまらないのは、主人公とアイの物語だよな。とにかく泣ける(T-T)。

一冊で綺麗にまとまっているのだけど、“1”とナンバリングされているのが気になる。「カクヨム」連載の目次だけみると、数百年後の世界を描いているのかしらん? まあ、2巻は9月発売らしいので、今から楽しみです。

[ 始まりの魔法使い ]


2017 8 6

SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア9 /大森藤ノ

アイズたん、ダンジョンデビュー当時の物語。アレ? リヴェリアって、そんなにお母さんしてたっけ? と思わなくもないのだけど、孤児のアイズたんが、少しずつファミリアの仲間と絆をつないでいく、家族の物語ですね。良い話なんだけど、幼いアイズたんは荒んでいて、正直、萌えない……。

むしろ、8巻裏のエダスの村の話が、おい、そんなことになってたのかよ(笑)。……これで外伝も第二部完了。って、外伝って、一部、二部分かれていたのか。<をい

[ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ]


2017 8 11

SBクリエイティブ GA文庫
ゴブリンスレイヤー5 /蝸牛くも

うーむ。基本に戻ったかのように、ゴブリンに攫われた令嬢剣士を救出する展開のシリーズ第五弾。ふつーに面白いのだけど、普通だ。正直、普通すぎて、これといった特徴も売りもない。もっと凌辱シーンや残虐シーンをマシマシで描いてくれないと、魅力に欠けると思うんだけどな。単に、強いゴブリンを登場させるだけじゃちょっと……。

[ ゴブリンスレイヤー ]


2017 8 13

SBクリエイティブ ツギクルブックス
GSO グローイング・スキル・オンライン /tera

タイトルから想像できる通りVRMMOモノなのだけど、ゲームの外の出来事は基本的に描かれないので、読んでると異世界転生モノとの違いがわからん(笑)。『SAO』みたいにログアウトできなくなるなんてこともなくて、要は架空ゲームのプレイ日記、リプレイだよね。内容は、ゲーム初心者がチュートリアルを無視してはじめたせいで、魔法使いなのに剣で戦うことになってしまった話。ゲームなんだから、リセットしてキャラメイクしなおせばよかったんじゃないか?<をい

魔法使いなのに剣で戦うことになったので苦労する、ってことはなくて、むしろ、運よくレアイベントを引いたり、リアルのスキルを活用したりした結果、基本的には、チートプレイです。ストレスを感じさせない展開と読みやすい文章のために、リーダビリティは非常に高いのだけど、でも、「RPGではなくセカンドライフ」と作中でも言われてるようなゲームなので、ゲームの目的というかゴール設定がないのが気になる。それぞれのイベントは十分面白いのだけど、大きな物語が感じられないんだよなー。

……しかし、「セカンドライフ」と言って、今の時代に通じるんだろうか(笑)。サービスは続いてるみたい だけれど、広く話題に上ってたのって、10年ぐらい前だよな。

[ GrowingSkillOnline ]


2017 8 14

KADOKAWA 電撃文庫
魔法科高校の劣等生(23) 孤立編 /佐島勤

最強の敵との激突と煽ってるわりにページ数が厚くないんで、読む前からダメなパターンだと思ったのだけど、やっぱダメでしたorz。もう、お兄様を苦戦させるような敵なんているわけないんだから、下手に敵なんて出さずにひたすら深雪といちゃいちゃさせておけばいいのに。<をい

そゆわけで、遂に暴かれるトーラス・シルバーの秘密と、唯一お兄様より強いと言われていた十文字克人との対決。うーん、今回はいまいち構成も展開も稚拙なのだけど、つまり、深雪と達也の初夜が描きたかったということだったんだろうか? いや、情報部の動きや十文字先輩の行動はかなり無理があって、作者側の都合で、深雪と達也がそうする理由が欲しかっただけというのが丸わかりすぎだろっ!! そして、いきなり出てきた金星のテラフォーミングは、そういう話か。がっかりだ。

政治力を使い絡め手で達也を追い詰めていく米ソの動きは面白くはあるのだけど、結局、やろうと思えば地球上から米ソを簡単に消すだけの力を持ち、さらに深雪がいればそれでいいという達也さんの、いったいどこを追い詰めてるのだろうか? 情報部や十文字先輩の扱いをはじめ、最近のお兄様は敵に対してちょっと温いと思うんですが、次巻では、ワシントンとモスクワとエンタープライズを一瞬で壊滅させるような展開が見たいものです……。

[ 魔法科高校の劣等生 ]


2017 8 15

小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 3 /犬村小六

素晴らしい。不要なシーンをバッサリ切って進むこんな展開って、普通なかなか出来ないよなー。ウルキオラを脱出したルカたちが、再びガルメンディア王国に戻るまでの4年間を、非常にテンポよく描いた一冊。神聖リヴァノヴァ帝国に渡ったルカたちは、傭兵として名を馳せ、やがて帝国の中枢で活躍するようにと……。いやー、ファニアはもちろん、アステル、ミズキも影が薄く、ジェミニとルカの関係に焦点を置いた内容で、いったいどういう読者層に向けて書いてるんだ?<をい

そして、ラストの展開がまた凄いんだけど、うわー、どうなるんだ、これ!? いや、ここからファニアとルカが対決する未来にどう繋がるか、さっぱり見えないんですけどっ!!

[ やがて恋するヴィヴィ・レイン ]


2017 8 19

KADOKAWA 電撃文庫
ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン /上遠野浩平

私の好きな炎の魔女こと霧間凪のメイン回かと思ったら、羽原健太郎vs九連内朱巳が中心で、凪は期待してたような活躍をしてくれない。がっかりだ。いや、健太郎も九連内朱巳も凪に近い人間同士の戦いではあるんだけど、二人とも面識とかはなかったんだっけか。ブギーポップシリーズを読むと毎回思うのだけど、シリーズも長い上にキャラも多いので、いろいろと忘れてる……。

凪、健太郎、九連内朱巳の誰かがブギーポップと対決する、ということも当然なくて、わりと古くからのビックネームを揃えてきたわりに物足りない。いやー、健太郎の立ち位置が大きく変わって、今回は、あくまで今後の展開への布石のためだったような気もしなくもないけど、そもそも、ブギーポップシリーズは、物語が大きく動くとは思えないしなー。

[ ブギーポップ ]