いぬかみっ!


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! /有沢まみず

おもしろいといえば、おもしろいんだけど、どうにも、くだらなすぎで、内容なさすぎ(^^;。

内容は、犬神、よう子におもちゃにされる犬神使いの話で、どたばたラブコメディ。有沢まみずというと、[文庫]『インフィニティ・ゼロ』が、わりと不安定なので、読む前は危惧してたのだけど、そういう点は、わりと問題なさそうな予感。といっても、雑誌連載モノのためか、各話ごとに、方向性がぶれる部分が、気になるといえば気になるのだけど。……とりあえず、まだまだ、これからという内容なので、今後に期待。

[ 2003.01.12 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 2 /有沢まみず

作者の目指す「気軽に読めて楽しい読み切り」ということでは、狙い通りの内容で、きちんと面白かった。って、でも、やっぱり、それだけじゃなくて、なにかきちんと、芯が1本欲しいと思ってしまうのは、贅沢かしらん。

それにしても、2巻目にして、もう、ようこの出番が少なくなって、新キャラ、なでしこ&ともはねが、中心ですか(^^;。や、確かに、いつ終わっても良いような内容とは言え、2巻にしてこれでは、ちと、つらいのではないかなぁ。

[ 2003.05.20 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 3 /有沢まみず

いつも以上に下品で、内容がない(^^;。

[ 2003.10.04 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 4 /有沢まみず

ポニーテールが全てを狂わせていた!(爆笑)

いつも通りの内容。や、確かに面白いんだけど、内容がないので、書くような感想がないんだよなー(苦笑)。そもそも、読めば確かに面白いんだけど、基本的には下らないだけなので、いつも読もうというモチベーションが上がらず、買うかどうかもわりと迷ってるんですよ。や、ほんとに、面白くはあるんだけどさー。<自分で書いてて、誉めてるんだかわけわからん(汗;。内容がなくて下らなくて、そこが面白いんだけど、それにしても、あまりに下らないんだもん

ただ、ラストに向けてか、ようこについて、わりと踏み込んでる感じがするけど、微妙だよなぁ。や、この作品は、バカで下らないのが魅力であって、意味のあるストーリーは要らないと思うんだけどなー。

[ 2004.02.27 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 5 /有沢まみず

まあ、いつもの通りなのだけど、特筆すべきは、表紙のいぐさですか?<をい

そゆわけで、安定して面白い『いぬかみっ!』。今回、収録されているうち、「だけど俺にはお前の歌」と「河童橋にて」が、シリアス風で良い感じにアクセントとなっていて、なかなか。いや、ラストがラストだけに、今後、シリアスに移行するのかと思ったら、あとがきで、あくまで「お馬鹿路線で突き進んでいきます」と宣言しているのが素晴らしい。ただ、今回みたいにシリアスを混ぜないと、マンネリになってしまうと思うんだけど(^^;。

[ 2005.01.19 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 6 /有沢まみず

うきゅ~~~~、最高傑作級っ!! いやもう、あははははははははぁ~、そうか、そういう展開できたかっ!! もうもう、凄いよ、凄すぎるよ。あはは、ひたすら、さいこーーーっ!! 素晴らしすぎる~~~。

そゆわけで、良い意味で安定しておもしろい、シリーズの第六巻。微妙に伏線をアクセントとしつつ、おバカなラブコメでさっぱり進まない展開がさいこーーーっ!! 出来れば、このままおバカな内容に終始してくれればいいのだけれど、さて、今後どうなるんだろ~~。いやもう、非常に楽しすぎる~~。

[ 2005.04.19 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 7 /有沢まみず

ラストがとにかく素晴らしい~。まさか、ラストをそういう構成で〆るとは思わなかったよ~。

そゆわけで、いよいよクライマックスですかっ!! や、シリアスな裏を覗かせつつも、相変わらずおバカで優しい雰囲気のラブコメ展開で推移するのは非常に楽しい。特に、こういう局面になると、ともはねのキャラクタが非常に美味しいねぇ~~。とにかく続刊にも大期待っ!!

[ 2005.08.18 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 8 川平家のいちばん長い日 /有沢まみず

最高傑作級ぅ~。いやもう、『いぬかみっ!』で、ここまで綺麗なラストを描けるとは思ってませんでした。いつものノリながら、今までシリーズで積み重ねてきた「想い」がきちんと織り込まれていて、とても感動的。……って、あとがきを読むと、“シリーズ終わったみたいですが、実はそうではありません”って、ダメじゃん(^^;。<漫画やアニメがあるからシリーズは終わってないという意味ならいいんだけど

そゆわけで、おバカなラブコメシリーズの第八巻。大妖狐の復活と赤道斉の暗躍、そして、薫の秘密、という、いよいよクライマックスな内容。……いやもう、今まで積み重ねてきたキャラの描写があるからこそ生きる内容で、いつも通りの『いぬかみっ!』らしいノリと雰囲気が、もうもう、非常に感動的っ!! まあ、薫と薫の犬神が中心で、主人公のハズな啓太とようこの影が薄いのは多少気にはなるのだけど、まあ、いいか。っていうか、続刊が出るとしても、やっぱり、ストーリーの中心は薫にしかならないと思うのだけど、啓太の立場はいったい(^^;。

あと、キャラ的には、やっぱり、ともはねがいいよね、ともはね。

[ 2005.12.18 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 9 ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ! /有沢まみず

巻頭漫画のともはねが割りとツボだったので、とりあえず満足。……中身については、今回、番外編の短編集で、良くも悪くもいつも以上にしょーもない内容で、特になにも書くことがなかったりして(^^;。

[ 2006.04.19 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 10 /有沢まみず

やっぱり、ともはねは和むなぁ~。……啓太、ようこ、ともはね、カオルの日常。薫がいなくなって第二部スタートという位置付けのハズなんだけど、内容はぜんぜん変わってねぇ~~。いや、一応、ドタバタが減じて、まったりとした雰囲気が強くなっていたり、各キャラもいろいろ成長してたりするんだけど、もっと大きく変わるのかと思っていたよ。まあ、まったりとした内容も悪くはないけど、正直、ちょっと物足りなく思ったりも。

[ 2006.08.15 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 11 /有沢まみず

くだらねぇ~~、バカバカすぎる~~。もうとにかく、大笑い。……いや、表面的には、まるで内容がないような話にもかかわらず、楽しさの中に優しさを感じさせる内容で、素晴らしいよねん。

消えてしまった薫を探す話。きちんと犬神たちの想いを描きつつ、表面的にはバカでコミカルな内容に仕立てていて、非常にGood。ほんと、シリアスな根っこを維持しつつ、これだけ大笑いさせる内容に仕立てるのは、凄すぎです。とにかくくだらないんだけど、特に、手紙を巡るドタバタ劇「泡沫たちの宴」なんかは、もう、腹をかかえて笑いました。……しかし、薫探しがメインとはいえ、特に、本来ヒロインのハズのようこの出番が激減してるのは、いいのか(^^;。

[ 2006.11.14 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 12 /有沢まみず

おもしろい、おもしろい。『いぬかみっ!』は、シリーズ序盤は「おもしろいけど、くだらないだけ」という印象が強かったんだけど、最近は、おもしろいだけじゃなく、ほんと上手さが光るようになってきたよなぁ。特に、第一章「川平邸の少女たち」が綺麗で Good。第二章「とっても変なところからこんにちは♪」もなにげにエロくていいよね(^^;。……しかし、こうまったりとしていい味がでてきたシリーズなのに、次回で最終巻かー。残念でありながらも楽しみです。

[ 2007.02.15 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 13 完結編<上>~hop step dash~ /有沢まみず

めちゃくちゃ愛情を込めて書かれているなぁ。それぞれのイベントが、とにかく暖かくて暖かくて、読んでて非常に気持ちの良い内容です。いよいよ完結編ということで、薫の復活となでしことのアレコレにストーリーは進んでいくのだけど、その本筋の部分よりも、いままでストーリーを支えてきた周りのキャラたち、そして、啓太と犬神たちの関係の方が、むしろ丁寧に描かれていきます。ほんとに暖かい。……いやぁ、次こそがほんとに最終巻なんだねぇ(しみじみ)。

[ 2007.04.12 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! 14 完結編<下>~fly high high~ /有沢まみず

超最高傑作。なでしこ、せんだん、いぐさ、たゆね、ごきょうや、てんそう、フラノ、いまり、さよか、ともはね、薫、カオル、仮名、大妖狐、赤道斎、はけ、宗家、留吉、狸、河童、それに新堂ケイや変態たち、そして、ようこと啓太。全てのキャラが活躍しつつ一つになって、そして、綺麗に、とにかく綺麗に迎える大団円。ホントに素晴らしくて、感動のラスト。マジに泣けたよ(T-T)。

そゆわけで、シリーズ完結。なでしこの生命の代償は?薫は無事に復活するのか?そしてみんながみんなのために動き始める、という内容。とにかく、めちゃくちゃ綺麗で感動のラストでしたっ!! ……それにしても 1巻の頃は、「おもしろいけど、くだらなくて内容がない」と思っていたんだけど、ホントに化けたよなぁ。途中からは、特に薫の秘密と復活がストーリーの軸になるようになってからは、綺麗に読ませる作品になって、ほんと良いシリーズでした。次回作も期待しています。

[ 2007.05.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! EX わん! /有沢まみず

いまいち。もともと、「アニメのDVDについていたおまけ短編」ということなのだけど、ホントに、おまけだからこそ成立するような小ネタばかり。纏めて 1冊で出されても、あまりに物足りないよなぁん。……ていうか、どう見ても、「いい機会だから、試しに書いてみました」的なほとんど習作といって良い作品ばかりで、ちょっとガッカリ。

[ 2007.09.13 ]


メディアワークス 電撃文庫
いぬかみっ! EX わんわん!! /有沢まみず

本編はすでに終了していた『いぬかみっ!』ですが、番外編もこれにて終了。いやぁ、作者が愛情注いで作品を描いているのが良く分かる、非常に綺麗な後日談でした。オールキャスト勢ぞろいでの最後のお祭り騒ぎ。本編もそうだったけど、ラストを綺麗に纏めるのが、ほんと巧いなぁ。

[ 2008.12.17 ]