2005年 8月 1日
2005年 8月 2日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ かえってきた、ぺとぺとさん(2) まっくらやみのピィ /木村 航 -
『ぺとぺとさん』らしい綺麗で優しいお話でした。特に、1巻のラストからの繋ぎ方がいかにも綺麗で、非常に満足。……ただ、構成やストーリー的には悪くないんだけど、文章とシーンが下手というか雑な印象で、そこら辺がちと残念だったかしらん。
そゆわけで、絶賛TVアニメ放映中な『ぺとぺとさん』の続編。『ぺとぺとさん』らしい内容で、相変わらず、シンゴはもてもてですなー。YUGさんのイラストも素晴らしいー。ただ、雑な印象が否めないのと、あと、2巻使った割にはちと題材が弱いのが物足りないよなぁ(^^;。……そいえば、内容とは関係ないのだけど、[TVA]『愛少女ポリアンナ物語』って、どのくらいの世代までわかるんだろ。<や、単に、そういう名前のキャラ?が出てくるだけなんだけど(^^;
[ ぺとぺとさん ]
▽ [TVA]『ぱにぽにだっしゅ』#5。今回のキャンプな話は、ちといまいちかなー。
▽ [TVA]『ガンソード』#5。なんだかなー。や、演出で押し切ってるけど、脚本的にはにんともダメだろ。
2005年 8月 3日
2005年 8月 4日
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集英社 コバルト文庫
◆ ブラック・ベルベット 緑を継ぐ者と海へ還る少女 /須賀しのぶ -
うわー、いきなり怒涛の展開だぁぁぁっっっ!! ……や、正直、この展開は打ち切りにでもなったのかと思ったのだけど、あとがきによると続編の予定はあるのか(^^;。
そゆわけで、宗教国家の転覆を図る少女をメインに仲良し三人娘を描いたシリーズ第3巻。う~ん、この巻では、わりと重めのイベントを用意はしてるのだけど、その重さのわりには、慌ててイベントを消化してるだけという印象が強かったのが、かなり残念。いや、イベントの消化がそういう感じだったので、読みながら打ち切りかといぶかしんだのだけど、あとがきによると、むしろ今後のために舞台を作るのが目的だったのんね。どちらにしろ、イベントを感動的に見せることよりもイベントの消化に力点が置かれている予感で、もったいないよなー。……まあ、ストーリーはここから本格的に動くのだろうから、それに期待かなー。
参考:
感想メモリンク → 葉月さん、 t-snowさん、 永山さん、 元さん[ ブラック・ベルベット ]
2005年 8月 5日
▽ ライトノベルは作家で買う人が少ない、というのはよく聞くのだけど、じゃあ、他の書籍と比べて作家以外のどういう要素が売り上げにどのくらい寄与してるのかというのはちょっと興味があるなぁん。続き物が多いのでシリーズ名で買うのは当然なんだろうけど、レーベルを挙げられてるのが面白い。あとはやっぱり、特に新シリーズの場合には、イラストの影響は大きいのだろうけど、実際的にはどのくらいあるのかしらん?
▽ オタク第2世代って。興味深い、や、私はちょうど桜坂洋と同年代なのよねん。
▽ [TVA]『ぺとぺとさん』#4。うーん、ストーリー性が強くなると、いまいち物足りないかなぁ。
2005年 8月 6日
- ◆ [WIN] あやかしびと /propeller
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4th、すず
くぅ~~、さくらちゃん、くぅ~~~~~~~~。いやもう、あははは、さくらちゃん、うわ~~~~~~~~。双七に対するほのかな恋心で、あああぁ、もうもうもう、うきぃ~~~~。
美羽方面も進めるのか。って、ぐはっ、まさかこういう展開に行きますか~~~。さすが最終すずルートだけだって、展開がなんか凄いよ~~。
……おい。アレがまさかこんな伏線になっていたとはっ!! もうびっくりだよ。と、むうー、そこで八咫雷天流はないだろ~。どうにも、格闘技に対する美学が足りないんだよなぁ。
決戦前。やはり、さくらちゃん方面は素晴らしすぎる~~~。
ラストバトルは、そこまでやるならもっと破天荒に描かなくちゃダメだろ~~。ちょっと物足りなく終了。
総評
いやぁ、すごくおもしろい内容ではあるのだけど、どうにも不満点が多いのがなぁ。とりあえず、全体構成が悪すぎる。あと、格闘モノとしてはあまり出来が良くないのが(^^;。キャラとノリはほんとに良かったので、ちょっと残念だ。
2005年 8月 7日
- ◆ [雑誌] ダ・ヴィンチ 9月号 ライトノベル読者はバカなのか?
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……すまん、正直、あまり読むとこなかった。<をい
「ライトノベル読者はバカなのか?」というキャチィなコピーとは裏腹にかなり真っ当な内容。や、『ダ・ヴィンチ』のサイトに、“若い女性にライトノベルをよんでもらおうという企画です”とあるように、あくまで若い女の子にライトノベルの魅力を伝えるという趣旨であって、すでにライトノベルを読んでる人が読んでも、順当なことが書いているだけで、特になにということはなかったり。まあ記事の作りとして、ライトノベルの記事なのにオタク色を消してオシャレっぽく見せるのは凄く上手いとは思ったけど。
それでも、比較的面白かったのは、「ライトノベルを読んでみたら」という企画かしらん。若い女の子に、『七姫物語』『イリヤの空、UFOの夏』『推定少女』を読ませてみるという内容だったのだけど、『七姫物語』の評価が低いのがビックリ。あと、『イリヤ』はわりとオタク向けだと思ってたのだけど、あまりそこら辺の拒否反応はないのんね。
あとは、インタビューは、桜庭一樹、米澤穂信、清水マリコ、冲方丁、日日日にしてるので、ファンなら読んどけ、という辺りかしらん。
2005年 8月 8日
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中央公論新社 C★NOVELS Fantasia
◆ 聖者の異端書 /内田響子 -
意図的なのか下手なのか、ごっそり描写やらなにやらを省略して、本来全5巻とかでやるような内容を 1冊に凝縮したようなファンタジー。描写が足りていないので、書き割りのような世界なのだけど、ただ、ファンタジーとしてはわりと正統的で味もあり、なかなか面白かったり。
そゆわけで、第一回C★NOVELS大賞 特別賞受賞作。女性作者らしいファンタジーで、魔法使いやらの助けを借りて消えた彼を捜して旅をする、という内容。描写も説明も足りないのが最大の問題なのだけど、ただ、それが作品の魅力に繋がってる部分もあって、すぐさま欠点とは言いきれないんだよなぁ。まあ、万人受けはしないタイプなんだけど、わりと渋い内容で、私的には楽しめました、ということで。<でも、「味があって面白かった」以外、こー、あまり感想がなかったり(^^;
▽ 最近、頭痛が慢性化してて、さっぱり治まらねぇ~~。
▽ 久々に、[WIN]『夏音』の オフィシャルサイト を見たら、『Ring』の要求スペックが うちのマシンを超えてることに気づいて、がび~ん(T-T)。や、“PentiumIII-1GHz以上(CPU: Pentium4-2.4GHz以上推奨)”って、『Overture』の500MHz以上対応800MHz以上推奨から、やたらアップしてるんですけどぉ~~。
2005年 8月 9日
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
◆ GOSICK ―ゴシック― /桜庭一樹 -
……眼鏡先生の出番が少ないのは、ダメダメだろ。<をい
1920年代のヨーロッパを舞台に探偵役のツンツンした美少女が助手役の主人公を振り回しつつ事件を解決するというミステリ。評判が良いので今更ながら買ってみたのだけど、正直、いまいち。や、確かに、ミステリとしてもキャラクター小説としても出来はむしろ良いと思うのだけど、ただ、萌えも少なくラブもなし。ミステリをライトノベルっぽく装飾するという点では成功してる予感だけど、えっと、富士ミスは直球で“L・O・V・E”じゃないのかぁ~~。とりあえず、もうちょっとキャラを前面に出して三角関係を希望。あとは、セシル先生~~。
▽ 週末は、こちら のオフ会に頭だけでも参加しようか調整中。
▽ [TVA]『ガンソード』#6。良くも悪くもどうしようもないストーリーだ(^^;。
▽ 電撃文庫新刊―『ビートのディシプリン SIDE4 /上遠野浩平』『しにがみのバラッド。(7) /ハセガワケイスケ』『いぬかみっ!(7) /有沢まみず』『9S<ナインエス> /葉山透』『キーリVII 幽谷の風は吠きながら /壁井ユカコ』『天国に涙はいらない(11) メイドの途の一里塚 /佐藤ケイ』『麒麟は一途に恋をする4 /志村一矢』、購入。
2005年 8月 11日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 9S〈ナインエス〉VI /葉山 透 -
あああああああっ、うくぅ~~~、由宇、由宇、由宇ぅぅぅ~~~。
はうぅ~~、とにかく終盤の由宇、最高っ!! と、ただ、由宇の描写はたまらないのだけど、構成的な部分を中心として、どうにも引っかかる部分が目立つんだよなぁ、この巻。いや、もともと勢いを頼りにした強引な設定や展開が魅力な作品なのだけど、この巻は、上中下巻の「中」にあたるということもあって、ちょっと勢いが弱くなってるのが粗が目立つ原因かしらん。例えば、構成的にも演出的にも、とうとう登場した彼の見せ方は、非常にもったいないなー、とか。まあ、とにもかくにも、「ADEM編」の下巻となる次巻次第。続きはまだかぁ~~。<をい
参考:
感想メモリンク → adramineさん、 タケウマさん、 taku_anさん、 水の鳥さん[ 9S ]
▽ 暑いせいか、眩暈の激しい今日この頃です。
▽ [TVA]『かみちゅ』#6。あははははっ、恋愛さいこ~、相談さいこ~。どろどろせずに、綺麗に仕上げているのが、また素晴らしい。うきぃ~~~。
2005年 8月 13日
- 09/01 [文庫] 円環少女 /長谷敏司
- 09/01 [文庫] 涼宮ハルヒの陰謀 /谷川流
- 09/01 [文庫] 黄金を奏でる朝に セレナーデ /沖原朋美
- 09/01 [文庫] エネアドの3つの技 女ぎらい修練士 /樹川さとみ
- 09/08 [小説] τになるまで待って /森博嗣
- 09/08 [小説] ニンギョウがニンギョウ /西尾維新
- 09/10 [文庫] 撲殺天使ドクロちゃん(6) /おかゆまさき
- 09/10 [文庫] ウィザーズ・ブレインV 賢人の庭(下) /三枝零一
- 09/10 [文庫] わたしたちの田村くん(2) /竹宮ゆゆこ
- 09/10 [文庫] 半分の月がのぼる空(5) long long walking under the half-moon /橋本紡
- 09/16 [文庫] MOMENT /本多孝好
- 09/20 [文庫] ムーンスペル!! 真夏の迷宮 /尼野ゆたか
- 09/22 [文庫] 銀盤カレイドスコープ(5) /海原零
- 09/22 [文庫] ぴよぴよキングダム(3) /木村航
- 09/22 [文庫] 彼女はミサイル(2) /須堂項
- 09/下 [文庫] 疾走!千マイル急行(下) /小川一水
▽ 今日から夏休み、1週間ほど。……とりあえず、予定もないし暇なので、秋葉原に行ってゲームでも買ってくるか。<をい/P>
2005年 8月 14日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ ビートのディシプリン SIDE4 /上遠野浩平 -
シリーズ完結と言うことで綺麗にけっちゃ……、ちょっと待てーーっ!!
なんですか、どうなってますか、がふぅ~~~。あまり書くとアレでそれでネタバレなのだけど、ビートくんは女の子に囲まれてハーレム状態ですか?<ちげーよ。なんというかラストが強力で、途中の印象が吹っ飛んでしまったんですけどぉ~。とりあえず、ラブラブカップルの夫婦漫才はめちゃ良いね、こんちきしょ~~。
しかし、『ビートのディシプリン』は、あくまで『ブギーポップ』の番外編かと思っていたのだけど、もはや、こっちの方がメインのストーリーラインになってる予感なのは、気のせいですか(^^;。
参考:
感想メモリンク → あずみん、 恵さん、 葉月さん、 deltazuluさん、 taku_anさん、 リオンさん、 TOIさん、 reithe1さん、 adramineさん[ ビートのディシプリン ]
2005年 8月 15日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 天国に涙はいらない(11) メイドの途の一里塚 /佐藤ケイ -
あぁ、佐藤ケイらしい泣ける話だ。<ただ、ちょっと物足りない感じも
そゆわけで、今回のネタはメイドさんなロボ娘。佐藤ケイらしく感動的なストーリーラインに萌えネタを絡めてコミカルに仕上げた内容。欠点らしい欠点はなく、無難に普通に出来は良いのだけど、ただ、ネタ的にも突き抜けた部分がないので、ちと物足りなく感じるのは、仕方ないかしらん。見所は、ドリルとアタッチメント(笑)。
参考:
感想メモリンク → リッパーさん、 INNさん、 JV44さん、 龍さん、 sukemonさん、 読丸さん[ 天国に涙はいらない ]
▽ ……飲みすぎました(T-T)。
▽ そゆわけで、昨日は秋葉原。なんだかやたら人が多いんですけど~。で、ハヤカワ文庫JA新刊―『老ヴォールの惑星 /小川一水』と [WIN]『さくらむすび /CUFFS』、購入。
2005年 8月 16日
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早川書房 ハヤカワ文庫JA
◆ 老ヴォールの惑星 /小川一水 -
素晴らしい。小川一水はこういう短編の方がだんぜん面白いと思った。
今まで読んだ小川一水の作品は、どうにも書き込みが甘く底が浅い感がしてたのだけど、このぐらいの長さだと設定に対する着眼点の良さが際立っていて粗が目立たず、非常に面白く感じました。特に面白かったのは、恒星に非常に近い巨大惑星上の生物を描いた「老ヴォールの惑星」と、遭難し通信のみ残されて救助困難な状態に置かれた「漂った男」かしらん。特に、「老ヴォールの惑星」は、最近流行りのネタだけあって設定的に非常に楽しいすぎる~。ただ、ラストはとくに絡ませる必要はなかったんじゃないかなぁ~。<どの短編も、ラストはちと微妙な予感も(^^;
参考:
感想メモリンク → t-snowさん、 deltazuluさん、 DocSeriさん、 imufiさん、 yama-gatさん、 葉月さん、 adramineさん[ 老ヴォールの惑星 ]
▽ わっ、揺れに比べて長いと思ったら、茨城県南ではなく宮城沖か。はじめ関東圏の震度速報しか出てなかったのでビックリだ。あう、被害も出てるらしい…。
▽ [TV]『日本の、これから』#3。飛び飛びにしか見てなかったのでアレなのだけど、いやぁ、エンターテイメントとしては面白かったんだけど、NHKがやるにはいろいろ問題あり過ぎだろー(笑)。とりあえず、せめて事実関係は、NHKの立場で補足なり訂正なりすべきだったと思うんですけどぉ~。……しかし、町村外相のあの発言は素晴らしすぎ。や、日本では近代史をあまり教えないことに対して、細かな部分はうろ覚えだけど「教師はマルクスレーニン的な観点で教えたがるが教育委員会は反対の立場なので両者の意見を組んで暗黙の内に教えないことになっています」って、そんなこと言って問題にならないのかぁ~~。
2005年 8月 18日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ いぬかみっ!7 /有沢まみず -
ラストがとにかく素晴らしい~。まさか、ラストをそういう構成で〆るとは思わなかったよ~。
そゆわけで、いよいよクライマックスですかっ!! や、シリアスな裏を覗かせつつも、相変わらずおバカで優しい雰囲気のラブコメ展開で推移するのは非常に楽しい。特に、こういう局面になると、ともはねのキャラクタが非常に美味しいねぇ~~。とにかく続刊にも大期待っ!!
参考:
感想メモリンク → 読丸さん、 deltazuluさん 浅木原さん、 JV44さん、 龍さん、 永山さん[ いぬかみっ! ]
▽ 「まいじゃー推進委員会!」改善案募集。せっかくなので、まいじゃーさんに限らず、日頃あちこちのサイトを巡回してて、出来れば改善していただきたいようなことを、列挙してみるテスト。<をい
- リンクされることを前提とした過去ログに
感想メモリンクを作ってると、リンクできないorリンクがめんどいサイトがわりと多いのよ - 最新記事は固定URLで頭は少なめに
最新記事を見るのにクリックやスクロールが必要なのはちと手間だと思う - 本文の文字サイズはデフォルトに
ブラウザの設定で読みやすいサイズを指定してるのでページ側で指定されると読みにくくなっていやん - 幅が狭くてもそれなりに読めるレイアウトに
Zaurusは横640。PCで読むときもブラウザは小さく開くのよねん、私
▽ オンライン文芸マガジン『回廊』第五号。眼鏡特集らしい。……って、ざっと見たところ、萌える話はなさそうなんですが。<をい(^^;
2005年 8月 19日
- ◆ [WIN] さくらむすび /CUFFS
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1st、バッドエンド
うーん、桜を忌避する感情に説得力がないなぁ。いや、キャラを描くのにきちんとその背景や理由を書かないと、特にこういう心情的な部分に重きを置いた作品じゃダメだろ。まあ、作品として雰囲気だけはいいんだけどねぇ。でも、ストーリーに起伏もなく雰囲気だけでみせるにしては文章に魅力がないのもマイナス。加えて、音声がないのも、キャラの魅力でごまかしが効かないので、ツライよなぁ。……こういう雰囲気重視のゲームということなら、シナリオライターの実力がよっぽど高くないと駄目だと思う。
むう、こう展開するのカー。やっぱり、こういう重い雰囲気のテーマを扱うにはライターの実力が全然足りてないなー。って、後半、やけにテンポ速いと思ったら、バッドエンドらしい(汗;。
2nd、可憐
うわぁ、もうなんと言えば言いのやら(^^;。うーん、やっぱり説得力がないんですけどぉ~。化け物って、はうぅ、どんどん酷い展開に(苦笑)。……素人のシナリオ、というと言い過ぎかもしれないけれど、こういうテーマの作品を扱うには、技量が足りてない。逃げずに正面から描こうとする姿勢は良いんだけどねぇ。
2005年 8月 20日
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早川書房 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
◆ ハイドゥナン(上) /藤崎慎吾 -
巫女さん(しかも、妹)を出すなら、もっと巫女らしい性格付けにして、巫女巫女しれっ!! こんちきしょ~~。<をい
そゆわけで、マッドサイエンティスツがオカルトパワーで地球を救う?という話。って、SFじゃねーーーっ!! ……いやまあ、SFかどうかは良くわからないのだけど(^^;、少なくても、科学的な説得力が非常に弱いのよねん。特に、作品のコアとなるあのISEIC理論の説明は、アレを真面目に受け取るにはさすがに無理がありすぎ(苦笑)。や、「ハヤカワSFシリーズ Jコレクション」ということで、ハードSFっぽいものを期待してたのに、とんでも科学でオカルトだったのには、ちと残念。それとも、下巻を読むと印象変わるのかしらん?
まあ、真面目なSF作品としてはいまいちな予感だけど、逆に、割とはっちゃけていて変にスケールが大きいので、コレはコレで読んでて楽しい、今のところは。とりあえず、引き続き下巻を読むぜっ!!
2005年 8月 21日
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早川書房 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
◆ ハイドゥナン(下) /藤崎慎吾 -
う~~ん、結局、上巻で仕込んだネタが、生煮えのまま終了、という印象。マントル細菌とかパーツでは楽しめた部分もあるんだけどねぇ。
どうにも、重要な部分を際立てるために重要でないシーンは敢えて描かないみたいな、シーンの取捨選択が甘い上に、読者へ情報を提示するタイミングがいまひとつな感じで、ストーリーにメリハリがないのがとにかくマイナスなんだよなぁ。いや、「それって書く必要あるの?」とか「やりたいことは想像つくけどちょっとなぁ」みたいに感じる個所が散見されるんだよねぇ。結果として、どのネタも中途半端と言う印象が否めなかったり。
まあ、なんというか、与那国の伝説から、南西諸島の沈没、日中対立、はては木星のエウロパまで、そんな盛りだくさんなネタを扱うのは、欲張りすぎなんじゃ(^^;。あとはやっぱり、科学的な説明は、枝葉は細かく書かれてるのに肝心な部分で「マッドな研究だから」みたいな感じで逃げを打つのは、説得力に問題あるというか、ダメだろ(^^;。
参考:
感想メモリンク → yama-gatさん、 hylaさん、 小骨さん、 Wandererさん
▽ 富士見ファンタジア新刊―『TATTOO BLADE2 /市川丈夫』『WSW EXODUS ――地平の涯へ、ぼくらは転がり続ける /長野聖樹』、購入。
▽ 葉月さんが、最新の読書記録を固定URLにして、独立ページ化 らしい。
▽ ライトノベルの話(8/20)。モノグラフさんの議論を見たときも思ったのだけのだけど、「SF」や「ファンタジー」と同一のレイヤーとして語るときには、「ライトノベル」ではなく「キャラクター小説」や「萌え小説」にすればいいのかしらん。
2005年 8月 23日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ しにがみのバラッド。(7) /ハセガワケイスケ -
連作短編が基本の『しにがみのバラッド。』には珍しく1冊書き下ろし。前巻はちょっとテーマが変だったけれど、今巻はきちんと「やさしい死神」というテーマに忠実で一安心。やっぱり詩的で一昔前の少女小説的な内容は素晴らしいわぁ~~。……ただ、ちょっと今巻は話が長めなせいか技術的に下手な部分がちと目立つ予感も(^^;。
参考:
感想メモリンク → 永山さん、 御伽さん、 bluets8さん[ しにがみのバラッド。 ]
2005年 8月 24日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ WSW EXODUS ――地平の涯へ、ぼくらは転がり続ける /長野聖樹 -
ちとセンスが古く、新人ということで下手な部分も目立つのだけど、でも、軽くテンポよく読ませる内容で、不思議に面白かったぁ~~。<といっても、やっぱり問題点は多いと思うけど(^^;
そゆわけで、富士見ファンタジアの新人さんの作品。空からロボットと一緒にメイドさんが落ちてきて三角関係に発展するという話。とにかく、オーソドックスな筋を軽くテンポよく読ませるのが魅力のすべて。ただまあ、ほとんどプロットレベルのままで肉付けも薄く描写も弱くキャラもストーリーも深みがないのがとにかくマイナス。加えて、シーンや設定の取捨選択が甘く無駄が多いのも気になるところだったり。……正直、新人さんの中でも出来は悪い方だと思うのだけど、それでも、軽く読めるノリと文章はなかなか魅力で、今後に期待ですなぁん。
参考:
感想メモリンク → 浅木原さん、 Qujiさん、 zenonさん、 Johnny59さん、 心音さん
▽ 人間ドックに行ってみるテスト。現在進行形で頭痛だったにもかかわらず、「どこも異常はないですね」って、うぐぅ。
▽ MF文庫J新刊―『ホーンテッド!4 エンドレスラビリンス /平坂読』『あそびにいくヨ!7 とってもあついのキャーティアシップ』、購入。『あそびにいくヨ!』の表紙はエロエロですな(^^;。
▽ ブログでなくとも“トラックバックできる”ツールバー「TEGLET TB2」。……そこまでして、トラックバックしたいものなのかしらん。
2005年 8月 25日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ キーリVII 幽谷の風は吠きながら /壁井ユカコ -
もともと、「巧いけれど地味」というのが『キーリ』に対する評価だったのだけど、いやぁ、別れを感じさせつつクライマックスに近づくにつれて、ほんとめちゃくちゃ面白くなってきたよ。素晴らしい~~。
そゆわけで、ハーヴェイも兵長もボコボコです、という最新刊。もうとにかくキーリにしろハーヴェイにしろ心情描写がせつなく、うきゅ~~~。……あとがきによると、残り二冊程度ということで、作者の人がどう決着をつけるのか、非常に楽しみ。どうするつもりなんだろ~。
参考:
感想メモリンク → INNさん、 浅木原さん、 心音さん、 あやさん、 akionroさん、 ユウさん、 ひささん[ キーリ ]
2005年 8月 26日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ ホーンテッド!(4) エンドレスラビリンス /平坂 読 -
期待の最終巻だったのに、つまんねぇ(T-T)。
『ホーンテッド!』の魅力は、バカで強引で無軌道で勢いだけで突っ走ってるところだと思うのだけど、この最終巻は表面的にはともかくとして、ベースラインが非常に大人しくて勢いに欠けるのよ。なんちゅーか、下手に計算してしまってるような構成が、勢いを殺してしまってる予感。勢いに欠ける『ホーンテッド!』なんて、まったく無価値、いや、価値があるのは数多い下ネタだけだっ、こんちきしょ~~。
参考:
感想メモリンク → 平和さん、 t-snowさん、 水の鳥さん、 deltazuluさん、 ユウさん[ ホーンテッド! ]
▽ スーパーダッシュ文庫―『初恋マジカルブリッツ いいからあたしに恋しなさい! /あすか正太』、購入。
▽ 萌え系アイドルランキング、今と8年前。確かに、喜久子さん恐るべし。……しかし、能登って、もっと人気あるのかと思ってたよ。
2005年 8月 27日
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メディアファクトリー MF文庫J
◆ あそびにいくヨ!7 とってもあついのキャーティアシップ /神野オキナ -
やっぱり、アオイがうきぃ~~~。というか、そうか、その手があったのかっ、そういう方向に進むのか~~。エピローグがくらくら、ごろごろごろ~~~~~。
そゆわけで、騎央とアオイがエリスといっしょにキャーティアの母艦に行く、という話。ほんとこの三人はマッタリとラブラブしててなかなか楽しい。ただ、内容に比べて仕掛けが大げさ過ぎな予感もするし、なにより、思ったよりも三人のラブラブが少なかったのがガックリだ。いや、事件はいらないので、マッタリしてるだけでいいんだけどなぁ~~。
参考:
感想メモリンク → あずみん、 読丸さん、 deltazuluさん、 INNさん、 adramineさん、 浅木原さん[ あそびにいくヨ! ]
▽ どうにも最近、AirH"のアンテナ感度が弱まってて不便なのだけど、私の知らないうちにアンテナの撤去でもしてるんだろうか。<ちげー。……せっかくだから、そろそろ買い替えというのもありなんだよなぁ。
▽ Shamrockさん経由(8/26) で、韓国の女子高生、メガネ着用率は61.1%。……なにゅ~~。
2005年 8月 28日
- ◆ [WIN] さくらむすび /CUFFS
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3rd、紅葉
うわー、散髪のシーンは凄く綺麗だなぁ。うわーうわー。……って、アレ? あうぅ~、アレだけで関係が固まってしまうのか~。や、ちょっと、アレを明確な告白と位置付けるには、ちょっと弱すぎだと思うんですけど~~。
また、そんなあっけらかんと(^^;。ぇちしーんは優しい雰囲気で非常に良かった(^^;;;。
そんなこんなで、紅葉エンド。このルートは、わりと綺麗で良かったぁ~。
▽ 西口はさすがに可哀想すぎると思った今日この頃です。<延長で打たれて記録無しって(^^;
▽ 本屋さんに行ったら、そこの店員さんが全員眼鏡をかけてて、ちとビックリ。……さりげない客サービス?
▽ そゆわけで、ファミ通文庫新刊―『バード・ハート・ビート 舞姫天翔! /伊東京一』と、あとは、[漫画]『ももいろさんご(8) /花見沢Q太郎』、[漫画]『かわいいや /竹本泉』、購入。
▽ [TVA]『プレイボール』#8。いつかはとは思ってたけど、やっと谷口が魔送球を!!<ちげー。……しかし、昔懐かしさに斜め見でたまに見てる『プレイボール』なんだけど、深夜枠とは言え、こんな高年齢向けの番組を、しかも、『DCSS』と『おくさまは女子高生』の間に挟む TVK はいったい(^^;。
2005年 8月 29日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ 初恋マジカルブリッツ いいからあたしに恋しなさい! /あすか正太 -
だははははははははははっ、うわぁぁぁぁ、うきゅぅぅううぅぅぅ~、とにかく、にやけまくりで、ごろごろごろ~~~。いやもう、祈梨も鈴蘭も新キャラのユージェニーも楽しいのだけど、なにより妹の琴子が、うわぁ、くらくらすぎるぅぅぅ。
そゆわけで、身も心も一つに結ばれた鼓太郎と祈梨に新たな試練、というより、鼓太郎を中心としたハーレム系ラブコメディな訳だけど、ベタで狙いすましたシチュエーションと、なにより魅力的なキャラクターが楽しすぎる~。文章が下手とか、ヴィーゴ関係邪魔とか気になる部分もあるんだけど、もうもう、キャラのやり取りがにやにやごろごろで、とにかくたまらなすぎる~~~。最高傑作級っ!!
しかし、各地でいわれてるけど、「いいからあたしに恋しなさい!」という副題は、内容と全くあってないように思えるのだけど、どう言うことですか?
参考:
感想メモリンク → ゆーいちさん、 t-snowさん、 deltazuluさん、 永山さん、 あずみん、 水の鳥さん、 浅木原さん[ 初恋マジカルブリッツ ]
▽ [TV]『EZ!TV オタクに恋する乙女たち』。若いっていいなぁ。って、いや、もっとなにか主張なり色をつけないと、企画としてつまらないと思うのですけどぉ~。
▽ “恋愛話が多く層が厚ければ、内容はより多岐に、複雑に、ディープになる。果たして男性はそうした小説を面白いと思って読むことができるのだろうか?” なにゅ、美少女ゲームやギャルゲーは、男性向けだけど恋愛話ばっかしだゾ。
▽ 私は、昔はむしろティーンズハートとかの少女小説をメインに読んでて、おそらく、当時の少女小説を継承してるのが今の BL だというのはわかるのだけど、それでも、BL に手を出すのはキビシイなぁ。ていうか、登場キャラが男だらけで、いったい誰に思い入れればいいのやら(^^;。<読まず嫌いというのもないではないのかもしれないけど
▽ ↑ちと補足。いや、「少女向け小説に恋愛モノが多い」というのも実は怪しいと思ったり。コバルト文庫は1980年代後半に恋愛中心からファンタジー中心へと転換しているし、コバルトと双璧をなし恋愛中心だったティーンズハートは、1990年代中頃以降急激に衰退し、代わりに恋愛のニーズを担ってるのが、1990年代後半から数を増した BL だと思う。BL をライトノベルに含めるかは議論の分かれるところだけど、少なくとも、非BLの少女向け小説はコバルトの影響により今でもファンタジー中心という傾向が大きいと思われ。また、非BLの少女向け小説はファンタジー中心だからこそ、同じ「ライトノベル」という分野に違和感なくカテゴライズされていると思ったりも。
▽ そういえば、電撃や富士ミスでも、作品によっては少女向けを意識したものもあるという話もあったと思うのだけど、それはまた、別の話かしらん。
2005年 8月 30日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 麒麟は一途に恋をする4 /志村一矢 -
まだか、まだなのか? まだ、ストーリーは転がり始めないのですか(T-T)。
そゆわけで、『月と貴女に花束を』のファンなので、面白くなることを信じて、我慢して買ってますよっ!! ううぅ、展開が遅くてまどろっこしい~~。ここまで来ても、なかなか盛りあがらないのでは、そろそろ切ることも考えるべきかなぁ。いや、志村一矢の作風は好きなんだけど、やっぱし、『月と貴女に花束を』の世界設定で続けるのは、無理があると思うのですよ。設定が気にならない程度にストーリーが盛りあがってくれれば良いのだけど、うううううぅぅぅぅ~~~。
[ 麒麟は一途に恋をする ]
▽ 感想メモリンクは、気が向いたときに追加したりもしてるのだけど、私的にはわりと楽しんで読んだ [文庫]『WSW EXODUS』が、なんだか 散々な評価が多くて、ちょっとせつない今日この頃です。
▽ “そんなこんなで久々にPPPH”。なにゅ、もしかして、今のへきるライブでは、PPPH はあまりやらないようになってるのですかー?
▽ 特集:ライトノベル進化論。ライトノベルの歴史をコンパクトに纏めていて、なかなか読ませる。
2005年 8月 31日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ TATTOO BLADE2 /市川丈夫 -
とにかく熱いっ、熱すぎるっ!! そしてめちゃくちゃ面白いっ!! いやもう、国をも巻き込む怒涛のバトルがめちゃくちゃ楽しすぎる。ああぁ、もうもう、とにかく続きも大期待だぁ~~。……って、帯に、“青春バイオレンス最終巻!”って書いてあるのですけど、いったいどういうことですか? 終わってないじゃん(T-T)。
そゆわけで、狙われた幼なじみを護るため、人知を超えた魔群と呼ばれる化け物を相手に、鳳凰流闘武術を駆使して闘う主人公。もう、とにかく熱くて変に突き抜けていて面白い。1巻で感じた不満もわりと払拭されていて、ほんと良かったよ~~。
それにしても、単に第二の刺客を撃破という感じの話で全く完結を意識してるようには見えない内容なのに、“最終巻!”っていったい(T-T)。なんだか、非常に中途半端なんですけどぉ~。<ここで終えるなら、素直に、1巻で終了の方が良いと思えるのだけど
[ TATTOO BLADE ]
▽ Opera10周年でフリーのコードをもらってみたり。
▽ はてなダイアリーの該当記事へリンクする2つの方法。なるほど、知っておくと便利かもしれない。
▽ その反論は、[WIN]『AIR』に影響されすぎです(笑)。や、悲劇のヒロインを軸とした泣きゲーは、美少女ゲームのいろいろあるフォーマットの一つにすぎないし、そもそも、美少女ゲームに限らず、恋愛作品一般によくあるフォーマットなんですけどー。<謎の奇行に走る主人公というのは美少女ゲーム特有な気もするけど、でも、そーゆーのは、それこそごく一部だけではないかと
▽ あと、美少女ゲームとぇちしーんについても触れておくと、恋愛重視の美少女ゲームでは、もともと恋愛感情を綺麗に扱う傾向が強く、1990年代はじめ頃までは好きなヒロインとはえちしーんなしというのも少なくなかったのんね。それが、[PC98]『同級生』や[WIN]『To Heart』を経て、エロが強化されてご褒美のぇちしーんが必須になったという経緯がありマフ。やっぱり、恋愛ゲームは、エロはおまけで恋愛がメインだと思いたい(^^;。