2015年上期のおすすめライトノベル

今年も半年過ぎたので、上半期のおすすめなライトノベルを選んでみます。いつもなら「好きラノ」の投票を兼ねるんですが、今回は Twitterから投票済み なので、投票コードはなしで。ちなみに、Twitterの文字数制限のせいで、Twitterから「好きラノ」への投票は 5作品までしかできないんですが、ここでは7作品ほど選んでいます。

ちなみに、「好きラノ 2015年上期」の投票受付は、7月19日(日)までなので、まだの方は投票よろしくお願いいたします。

魔法科高校の劣等生(16) 四葉継承編 /佐島勤 (→感想)

すでに誰もが知ってるような作品をいまさら薦めるか?という話はあるんですが、この16巻のはっちゃけぶりが素晴らしいです。強すぎるお兄様をはじめとして、むちゃくちゃな設定や展開に、つっこみながら読むのが楽しい作品ですが、この14巻はよくここまで開き直ったな、という感じ。もし、途中で読むのを中断されてる方がいれば、ぜひともこの14巻まで読み進めていただければと思います。

絶深海のソラリスII /らきるち (→感想)

パニックホラーとして話題を集めた『絶深海のソラリス』が、まさかの続編を刊行。インパクト重視だった前巻と比べ、熱くスリリングな展開は、ライトノベルらしいストーリーになっていて、これがまた、おもしろいっ!! 作者の器用さが際立ってる作品だと思います。

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ /東龍乃助 (→感想)

荒削りながらも新人らしい熱く破天荒な作品。アニメのキャラが現実世界へというコミカルな設定にもかかわらず、非常にシリアスで熱い物語に仕立ててくるのは、これぞライトノベルという感じでしょうか。すでにライトノベル以外の展開も進んでいて、早くアニメ化にでもなって欲しいです。

とある飛空士への誓約(7) /犬村小六 (→感想)

『飛空士』シリーズのラストを飾る『誓約』の第三部がスタート。いやぁ、大団円に向かって、『恋歌』のクレアとカルエルが合流してくる展開がほんとに感無量。って、『追憶』『恋歌』『夜想曲』『誓約』とシリーズすべてを読まないと楽しめないので、今からこれを薦めるのは無茶ですね。ごめんなさい。

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #02 /枯野瑛 (→感想)

売れ行きが悪く打ち切りが噂されていましたが、この2巻に続いて無事に3巻も刊行。滅びに瀕した世界で、生命を燃やして戦う少女の物語が、とにかくあざとくて泣けます。散りばめられた世界を彩る謎も興味深く続きも非常に気になるので、ぜひとも売れに売れて売れ続けて、続きがちゃんと出て欲しいです。

下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。 /野村美月

下読み経験者だけでなく一般の読者にとっても、いろいろと考えさせられます。野村美月が送る読み切り新作。あとがきで“文学少女”シリーズとの対比で語られているけれど、なるほど、“文学少女”シリーズが好きだったならぜひ読むべき。

螺旋時空のラビリンス /辻村七子 (→感想)

読後感のよいSF作品。近未来SFなのに19世紀のパリが舞台。つまり、タイムトラベルものなんですが。たぶん、集英社オレンジ文庫というせいもあるんでしょうけど、ロマンチックな雰囲気が素晴らしいです。

[ 2015.07.14 ]