[映画]『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』感想

序盤から泣ける、号泣。いや、原作6巻がベースとは聞いていたので泣ける物語なのは知ってはいたのだけど、思った以上に泣けて、いろいろヤバかったぁ~~。ほんと、終始泣きっぱなしで、映画館でえぐえぐしてましたよ。

ただ、泣けて感動的な物語だから傑作かというと微妙で、……むちゃくちゃ尺が短くね? 尺が短いだけでなく、脚本や演出もむちゃくちゃ雑なんだよな。いや、あの序盤では人類の絶望が全然描けてないし、その後も、リクがシュヴィに惚れる過程もおざなりで、そして、リクの身体がどれだけ霊骸に侵されていたのか、シュヴィがどういう想いでリクの手を離したのか、ジブリールがどれだけのバケモノか、そのバケモノを前にシュヴィの絶望がどれだけ深かったのか、そしてシュヴィの想いを受け止めた機凱種がどのように散っていったのか、まったくほとんど描けてない。そりゃ、原作を踏襲したストーリー進行なので、あらすじ程度の物語はわかるんだけど、そんなの「描写できてる」とは全く言わない。えっと、あれだけ泣いていうのもなんだけど、もしかして、出来は悪いんじゃね?

原作を踏襲したストーリーなんで泣けるのは当たり前だし、シュヴィの裸体やジブリールの戦闘のアニメーションは素晴らしく絵的には駄作とは到底言えないのだけど、うーん、これだけ描写の出来が悪いのは、ちょっとなー。

[ 2017.07.17 ]