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KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
天と地と姫と3 川中島 龍虎の邂逅 織田信奈の野望 全国版 /春日みかげ -
武田晴信と長尾景虎、いよいよ川中島で相見える。
なるほど、「しんけん」と「けんしん」か。互いに惹かれあい愛し合う二人の戦いっ!! わかってたけど、ベタだっ、ベタベタだっ!! ……えっと、相見えるところまで書いちゃったら、あとは書く必要ない気がするのだけど、この番外編、まだ続くの?
いや、やっぱ最近の春日みかげというか『織田信奈の野望』は、シーンの取捨選択をせず、なんでもかんでもだらだら書いてるだけなので、ちょっとクオリティが低すぎるんだよなぁ。本作なんかも、ここからガンガン削ってもっとメリハリつけるべきで、どう読んでも、まだ、商品として売るレベルになってないと思うんですよ。年表をなぞって書いただけの初稿を、そのまんま売るなという話。特に、上杉サイドはつまらなくって、ただ、なんでもいいから書けばいいというものではなく、最低限、読めるレベルの作品に仕上げてから売ってほしいところだよなー。
[ 2017.03.16 ]