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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(12) /伏見つかさ -
計算に計算を重ねて組み立てた最終巻だよね。本文でも語られてたとおり、ラストが難しい実妹モノに対して、一応の決着を示したのは、ほんと素晴らしい。……まあ、不満が残るというか、いろいろと言いたくなるようなラストだけど(^^;。
そゆわけで、あまりネタばれしないように書くのは、なかなか難しいのだけど、とりあえず、ラスボス(笑)。さすが、満を持しての登場だけに、素晴らしい対決なのだけど、紙幅的におざなりなのは、どういうことよ!? そこは、もっとページを使って王者風格を見せ付けるような思い出シーンを盛り込むべきだろ~。まあ、京介のもっとも身近にいながら、結局、恋愛のステージには上がるのが遅すぎたということか、無念。
まあ、最後まで誰を選ぶかわからない展開だったので、何故、京介が彼女を選んだのか、いまいち納得力が弱かったのが、残念。ってか、別ヒロインバージョンの12巻が出ても不思議じゃないような展開だよなぁ。や、ラストも続編やりやすいような結末だし、きちんと完結してるんだけど、まだまだこれから商業展開があるんじゃね(笑)。や、よく出来た最終巻であるのは間違いないのだけど、やっぱ、いろいろ言いたくなるラストだよなぁん。
[ 2013.06.11 ]